みくりやまほ
御厨真歩

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登場作品 パワプロアプリ
登場シナリオ 恵比留高校編 , 円卓高校編 , ヴァンプ高校 2nd Blood
所属 ヴァンプ高校、円卓高校、恵比留高校
ポジション マネージャー
利き手/足
誕生日 不明

概要

 複数の高校を股にかけ暗躍する謎のマネージャー。現れる先々でいつのまにか周囲に溶け込み、トリックスター的役割を演じる。
 正体は違う世界(マジョカランド)からやって来た魔女で、その魔術は一流の吸血鬼である神良美砂をも欺くほど。やむにやまれぬ事情のために、闇野栄剛の手先として陰謀に協力しているが、その詳細については未だ明らかになっていない。ユニークボーナス名の"放浪の魔女"に関しても、なぜ放浪する羽目になったのか、これまた謎のままである。

 表向きはおっとりした性格ながらも甲斐甲斐しく働くマネージャーを演じ、しっかり雑用をこなしているため、周囲からの信頼は厚い。しかし、それはあくまで目的を達成するための演技でしかなく、愛想笑いの裏では辛辣なことを考えたり悪態をついたりしていることもしばしばであり、ウラオモテのあるキャラとして描写されている。
 特に、努力を信じ夢に向かって愚直に励む主人公のことが気に入らないようで、努力の無意味さを見せつけようと躍起になったり、こき使って日頃の鬱憤を晴らしたりしている。というわけで、闇野には「夢や希望、情熱を持たず、上質な魂は期待できなかった」と評されるような人物であったが……?

ちなみに

  • 名前の由来は『オズの魔法使い』と推測されている。確かにオズマホとも読める。
  • 天音姫恋のRイベントで行われた恋占いによると、主人公は吸血鬼やロボットの他、魔女とも相性抜群とのこと。果たして魔近ルウのことなのか彼女の事なのか……。
  • 街を歩くと絶えずナンパを受けるほどの美人なのだが、悪態をつく時や不機嫌になっている時に浮かべるしかめ面は、他キャラに類を見ない独特の味わいを持つ。

恵比留以前

ヴァンプ高校2nd Blood

 ヴァンプ高校にマネージャーとして潜入、甲斐甲斐しく野球部をサポートし、主人公からは「ホント、部員思いだな」、神良美砂からは「御厨には色々と世話になった」と褒められるなど評判は上々。
 もちろん目的は他にあり、かつて中世のヨーロッパで猛威を振るい、当時聖騎士団長を務めていた内藤明瑠を殺害した張本人であるアークヴァンパイアのヴェイス・ヤーノシュを密かに復活させ、一連の騒動を引き起こした。
 詳細は明かされていないが、恐らくは恵比留高校にとって目の上のタンコブ(円卓高校編の聖杯探索失敗パターンでは恵比留高校の代わりに甲子園決勝に進出している)かつ偵察の対象外であるヴァンプ高校への妨害工作が真の目的。真歩自身はヤーノシュに神良を喰わせた上で彼を屠り、得られる素材を任務のついでにいただくつもりだったようである。

あーあ、せっかく手伝ってあげたのにあっけなく倒されちゃうなんて。
伝説の吸血鬼を取り込んだアークヴァンパイアだなんて最高の素材なんだけどなぁ。
あーもう、やめやめ!さくっと切り替えて次のターゲットでも探そうっと!

ランダムイベント『リアルお化け屋敷』

 文化祭で野球部としてお化け屋敷を出店するのだと張り切った矢部により、吸血役に神良、狼男役に灰塚、魔女役に御厨、メイド役に内藤を据えるという偶然ながら冴え渡った配役を割り振られることに。
 御厨は別として、残りの面子がドンピシャの役を振られて動揺していてはいけないと考えた主人公は、誰か1人でもフォローしておこうと考え……。

 ここで「魔女っ子の真歩ちゃん」の選択肢を選んだ場合、真歩の魔女衣装がどうなるか気になった主人公はフォローそっちのけで彼女の許へ赴くも、そのままで理想の魔女っ子像そのものだと言われたらしく、いつもの格好のままと判明。どこまでも欲望へ忠実な矢部に呆れていると、使い魔の小動物も必要と言われたのでいつぞや見かけたモフモフの毛玉みたいな犬が欲しいとおねだりされることとなる。
 途端に動揺し始め、灰塚の秘密を守ろうとアタフタする彼の姿を眺め、「ふふっ、面白い反応」とイタズラっぽく笑う真歩なのであった。

ランダムイベント『先生に聞いてみよう』

 テスト勉強に齷齪する主人公と矢部は美砂から誰かに勉強を教えてもらったらどうだとアドバイスされ……。

 ここで、「他の人に教えてもらう」→「真歩ちゃんに教わる」と選択していくと、真歩に英語を教えてもらうことに。最中の会話にて、語学が得意なのかという主人公からの質問には「それほどでもないですよ~。昔、ちょっと必要に駆られて覚えただけです~」と明かす一方、勉強なしで魔法のようにサッと覚えられたらと嘆く矢部に対しては「その魔法が使えたら苦労はしないの!」と思わず声を荒げてしまう真歩。いきなりの魔女がごとき発言に2人が啞然とするのを見るや、「そんなのがあったら」と言うべき所を間違えてしまったと慌てて取り繕った彼女は、「ほほう、真歩ちゃんはドジっ子属性もあるでやんすか」と調子に乗る矢部に適当な理由を付けて書き取り100回を追加で課し、憂さを晴らすのであった。

円卓高校

 闇野栄剛の差し金で円卓高校にマネージャーとして潜入し、望戸紅阿麻央真に対する病的なまでの執着に目を付けて彼を協力者とすることに成功。エンタクルスを陰で操作することで、聖杯に見せかけた邪悪な呪いの品を円卓野球部にもたらし、同部の弱体化を図った。

6月4週の分岐

主人公が聖杯を調べなかった場合

 聖杯に「最後の仕上げ」を施すことで円卓ナインのパフォーマンスをさらに悪化させ、以降は出番なし。

主人公が聖杯を調べた場合

 「聖杯は邪悪なり」というエンタクルスの託宣により、聖杯は破壊されてしまうことに。これまで通りエンタクルスを操作できなかったことに慌てて行った望戸との密談を主人公と阿麻に直撃され、一連の聖杯騒動を仕組んだことが明るみに出てしまうが、「ごめんなさい、私も望戸さんもいいことをしてるんだと思ってて」と開き直り、望戸が退部した後もしれっと部に残留。主人公から彼について尋ねられても「もう終わった話ですから」と取り付く島もなく撥ねつけ、以後は一切出番がなくなる。

ランダムイベント『乙女の悩みを救え!』

 校内の困っている女子を助けようと藪から棒に言い出したランスロットは、取りあえずどこから見回るべきか主人公に意見を求めてくる。

 このとき、「エンタクルス前に行く」を選ぶと真歩が登場。ちょうどパートナーとなってくれるような犬か猫を探しているという彼女のため捜索に打って出る2人であったが、野良犬も野良猫もさっぱり見つからず徒労に終わってしまう。
 そういうわけで、「スマン、力不足で。でも、また何かあったら言ってくれよ!」と爽やかな笑顔で定型的な詫びを入れてきたランスロットに、「だったら、私の悩みは解決しました~」と応じた真歩は、怪訝そうな2人と別れてから発言の真意を語るのであった。

いつでも力になる、ねぇ・・・
それじゃ、今の間はあの2人に使い魔の代わりをやってもらいましょうか~。

ランダムイベント『騎士のうめき声のうわさ』

 夜遅くまで居残り練習をした主人公は、円卓高校では最近夜になると罪を犯して処刑された騎士のうめき声が聞こえるらしいという怪談を矢部に聞かされた上で置いて行かれてしまい、1人で鍵の世話をする羽目に。
 そこに鳴り響く物音に驚いた彼の行動は……。

 ここで「見に行く」を選ぶと確率で真歩が登場。以降の展開は彼女との交際状況に応じて分岐が生じる。

御厨が彼女でない時

 綺麗な満月を眺めていたという真歩に「たしかに今日の月はキレイだな」と頷くと、「あらあら、意外ですね~。そんなロマンチックなセリフを○○くんが言うなんて~」とからかわれてしまうことに。ムッとしてたまには団子より花のこともあると反論するも、その場で腹を鳴らしてしまい、「団子、買ってきましょうか?」とさらにからかわれる羽目になるのであった。

御厨が彼女かつデートを4回目まで済ませていない場合

 綺麗な満月を見ていたという真歩に釣られて月を見上げた主人公は笑みをこぼし、「いつもの景色でも特別な人と見ると違うんだなぁ」とノロケてみるも、「もう、なんですか?全然似合ってないですよ~」と一刀両断されてしまうのであった。

御厨が彼女かつデートを4回目まで済ませている場合

 「もう、なんですか?全然似合ってないですよ~」と一刀両断されるところまでは上と共通だが、その後「えー?でも、本当にそう思ったんだよ。カッコつけじゃなくてさ」と率直な思いを伝え、ベタベタな愛情表現に真歩は動揺。「ほ、ホントに似合ってないんですからそういうの、やめてください~」と照れ隠しを言いつつも、内心はメロメロで、大変珍しい(恐らくこのイベントでしか見れない?)デレ顔をのぞかせるのであった。

まったく・・・バカ真面目なくせに、こういう時だけカッコいい事を言うなんて。

天空中央高校ダークエンジェル編

 イベキャラとしてデッキにセットすると専用テキストを見ることが可能。

 恵比留高校での抜け殻のような真歩を知るミス・レイリーから、彼女の正体も目的も知っていること、いずれ闇野に裏切られる運命にあることを伝えられた彼女は、レイリーが事情を正確に把握していると認め、ことあるごとに情報交換を行うようになる。

イベキャラ(恵比留以外)

通常バージョン

野球部のマネージャー。明るい働き者だが、目立たない。なにか秘密を隠しているようだ。
(パワプロアプリN~PRのプロフィールより引用)

謎のマネージャー。いつのまにか野球部の部員になっていたのだが、誰もそのことを不自然に思っていない。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより引用)

ユニークボーナス:放浪の魔女

 エピローグ等の描写から察するに、潜入先の野球部員をサポートしては、彼らの成長しきった魂をソウルジェイルに吸い取り、闇野栄剛の許に持ち帰る活動をしていた模様。
 しかし、主人公との交際を経て"何か"が芽生えることとなる。

自己紹介

 主人公と備品の買い出しに出かけた真歩は、彼と離れたちょっとの隙にナンパに遭遇。慌てて戻ってきた主人公によりナンパ男が追い払われると、「そんなぁ~、せっかく荷物を持ってもらえるって思ったのに~」と残念がってみせ、持ってあげるからとなだめられるや否や、調子良く激重の荷物を押し付けてそそくさと帰ってしまう。

 が、彼がほうほうの体で部室までそれらを運びきった後、モブが荷物を持ち上げてみると、あまりの軽さに拍子抜けしてしまうのであった。(※恐らくは真歩の魔術によるイタズラというのが真相)

全レアイベント『幸運のマネージャー』

 真歩とボールを縫うこととなり、慣れない針仕事に張り切る主人公であったが、誤って指をケガしてしまい、手当てとして「痛いの痛いの飛んでけ~っ!」のおまじないをかけられることに。「いや、そんな子供みたいなおまじないじゃ・・・」と苦笑するも、創部の痛みが瞬く間に消えていき仰天。プラシーボ効果だと言いくるめられ、集中力も切れているみたいだからとその場はお開きになる。

 しかし、翌日真歩がまたしても例のおまじないでケガをした部員の痛みを取り除く場面を目の当たりにしたとあっては疑問を抱くのも当然。そのまま彼女を直撃するが……。

  • 「ものすごく運がいい?」を選んだ場合、選択肢通り強運の持ち主なのかと質問。(運でやってきているのではなく)こう見えて色々苦労しているのだと不満げに返され、おまじないがよく効いているみたいだし、周りの人に幸運を分けてあげているのかと思ったのだと釈明する羽目となる。自分が周囲を幸せにしているというのは思いも寄らない発想だったらしく、キョトンとしてしまう真歩であったが、その後は取り繕って振る舞ってみせるのであった。
  • 「超能力者?」を選んだ場合、選択肢通り超能力者なのかと質問。笑いながら否定した彼女が、「誰もが1度くらいは憧れることですからね~」と愛想よく続けてから、「・・・ホント、なんで私には破壊系の能力がないんだか」と小声でボヤいたのを聞き逃さず、「・・・はかい?」と聞き返すと、ごまかされた上どんな能力に憧れるかと逆に尋ねられることとなり……。
    • 「瞬間移動」を選んだ場合、遅刻しないでいいし盗塁もし放題だから瞬間移動がいいと返答。「あはは、すぐ野球に結び付けますね」と微笑まれるのであった。
    • 「透視能力」を選んだ場合、「透視能力かな?」と目を怪しく光らせながら返答。「え~~?なんか、いやらし~い」と気色悪がられてしまい、相手投手の握りがわかれば便利だなと思っただけだと慌てて弁明する羽目になるのであった。
    • 「念力」を選んだ場合、選択肢の通り「念力がいいな!」と返答。「え~、○○くんも破壊とか爆発とかさせたいんですか?」と尋ねられ、怪訝に思いつつも、ボールを遠くに飛ばせそうだからと説明すると、「○○くんらしいですね~」とにこやかに返されるのであった。
  • 「魔法使い?」を選んだ場合、魔法使いなのかと冗談交じりに質問。
    • 成功パターンでは、虚を衝かれてしばらく固まってしまった真歩から、「へ、変なことを言わないでください!魔法使いなんて、この世にいるワケがないじゃないですか!」と躍起になって否定されることとなるのであった。
    • 失敗パターンでは、険しい表情の御厨に「それ、本気で言ってます?」「だいたい、魔法使いなんて本当にいると思ってるんですか!?」となぜか怒鳴られることになり、「うう・・・なんで急に怒り出したんだ?」と不思議に思うのであった。

Rイベント『雑草の生命力』

1回目

 グラウンドで草抜きをする真歩は雑草の生命力にウンザリで、「・・・これが人間だったら都合がいいのに」とポツリ。
 そこへ登場した主人公から手伝おうかと声を掛けられるも、自分に構わずしっかり練習して強くなって欲しいと返答、「・・・ホント、苦労してるわ。ちゃんと私が世話してやらないとロクに成長しないんだから」と小声で悪態をつく。例によって聞き返されることとなるが、うまくごまかしつつ彼を紅白戦に送り出し、その背中に対して「ふふっ、しっかり強い魂に育ってね、雑草くんたち」と意味深に微笑む。

 しかし、迎えた紅白戦の結果は散々なものに。しょげかえった主人公は調子が悪かっただけだと彼女に励まされるが……。

  • 「そうだね」を選んだ場合、そう思うことにして気持ちを切り替えようと頷き、居残り練習へ。彼を見送りながら「・・・ホント、単純」と独りごちる真歩なのであった。(イベント終了)
  • 「そうじゃないよ」を選んだ場合、自分は才能がない分努力で埋め合わせねばならず、今回はその努力が足りなかっただけだと主張することに。「いくら頑張っても、才能がなくちゃムダなんじゃ・・・」との意見に対しては、努力をすればするほどいざという時の励みになると反論してみせる。どうしても納得がいかない様子の真歩は、彼が去ってから「・・・ムダに決まってるじゃない。いつか思い知らせてあげる」と悪意に満ちた決意をするのであった。

2回目

 真歩により地方大会で用いる規模の野球場へと呼び出された主人公は、プロも注目するほどの超有望選手と勝負をさせられることに。初めは「ええっ!?実力が違いすぎるよ!」と尻込みしてみせるも、「ですよね~。この人は才能の塊ですもんね~」と煽られたことで闘志に火が付き、「オレの今までの努力を試してやる!」と勝負に臨む。

  • 成功パターンでは、主人公が勝利。「す、すご~い!やっぱり才能があるんですよ~!」とおだてられるも、「これは頑張ってきた結果だよ」「ま、しいて言うならオレにあるのは雑草魂かな!」とあくまで才能の寄与は否定する。
  • 失敗パターンでは、主人公が敗北。全く歯が立たず落ち込む彼は、「仕方ないです~。これが才能の差ですよ~」という真歩の追い打ちに、「だったら、才能がない分、もっともっと努力するだけだ!」とあくまで前向きに応じ、「え~っ、これだけ圧倒的な才能の差を見せつけられたのに~?」の言葉には「才能と実力は違うよ。この人だって、才能だけでスゴくなったんじゃないだろ?だから、努力でその差は埋められる。いわゆる雑草魂ってヤツかな」と反論する。

 いずれのパターンでも、雑草みたいに何度踏みつけられてもしぶとく復活してやるとさらに続ける彼に、「たしかに、雑草って生命力はありますからね~」と相槌を打った真歩は、「・・・ま、そのほうが再利用できて便利かも」とほくそ笑むのであった。

 そして、2人が帰った後になってやっと、例のプロ注目選手が正気に戻り、「はっ!?オレは何をしていたんだ?」「たしか、女の子が話しかけてきてその後は・・・」と混乱した姿を見せるのであった。

告白

 主人公が街を歩いているといきなり真歩に呼び止められ、見知らぬ男に向かって「この人、私の都合のいい・・・じゃなくて、彼氏です~」と紹介されることに。「こんな冴えない男が?キミとは釣り合わないよ」と罵倒され腹を立てつつも、どうやらナンパの対処に困っているらしいと察して彼が取った行動は……。

  • 「話を合わせる」を選んだ場合、取りあえず乗っかってみることに。すると、真歩が主人公にガッツリ抱きついてみせたことで、「なっ・・・見せつけやがってちくしょーーーーっ!」と相手を追い払うことに成功。彼女の香りを間近に感じ、魅了されそうになる彼であったが、用が済んだ途端「ありがとうございました~。それでは~」と放り出されてしまい、「なんというか、フリーダムだな」と呆気に取られてしまうのであった。
  • 「事情を説明する」を選んだ場合、自分たちは付き合ってないと正直に申告、それなら邪魔するなと強気に出てきたナンパ男に「それでいいんですか?この子、嫌がっているみたいですよ?」と臆することなく対峙し退散させる。これで安心と一息つく主人公だったが、真歩からは「ひどいです~!なんで話を合わせてくれなかったんですか~!?」と責められることに。ウソはいつかバレると言っても、「そうですか~?バレなきゃウソじゃなくなると思いませんか~?」と納得してもらえず。それでも譲ろうとしないでいると、「だったら~♪今ここで、○○くんのこと好きって言ったらどうします~?」とイタズラっぽく尋ねられることとなり……。
    • 「ほ、ホント!?」を選ぶと、「そうだったのか・・・ゴメン、真歩ちゃんの気持ちに今まで気付けなくて」と真に受けて付き合うことに。抱擁を交わすと見せかけて、魔術により彼を気絶させ、「・・・ほら。やっぱりバレなかった」「ま、素質はあるみたいだしせいぜい利用してあげよっかな」と妖しく微笑む真歩なのであった。(交際スタート)
    • 「ウソでしょ」を選ぶと、嘘だと看破することに。イタズラ失敗かと笑ってみせる真歩であったが、彼と別れてから「そうよ、ウソに決まってるじゃない。色恋沙汰なんてくだらない!」と独りごちるのであった。

デート

1回目

 待ち合わせ時間に大幅に遅れてやって来た真歩に、買い出しの大荷物を押し付けられた主人公は……。

  • 「デートじゃなかったっけ?」を選んだ場合、不満をあらわにする彼であったが、「買い出しとデートとトレーニングの一挙三得ナイスアイデアですよ~!」と明るく振る舞う彼女のペースに流されて仕方なく付き合うこととなるのであった。
  • 「マネージャーも大変だね」を選んだ場合、休日も仕事をしなければならないのかとマネージャーの大変さに同情。気合を入れて手伝うと宣言するのであった。

2回目

 今回は名所巡り。合流するやいなや足腰を鍛えるためにもと人力車を牽くよう真歩に求められた主人公は……。

  • 「なるほど!」を選んだ場合、彼女の口車に乗せられ、まさにデートと練習の一挙両得じゃないか、自分のために人力車をレンタルしてくれるなんてと浮かれるが、そう思った側からレンタル料は折半だと告げられてしまう。
  • 「これ、デートだよね?」を選んだ場合、選択肢の通り疑問を呈するも、デートと練習を同時に兼ねるのだと自信満々に言い放たれる。

 結局一日中人力車を牽かされることとなり、主人公は疲労困憊。それをねぎらうこともなくデートをお開きにしようとする真歩であったが、彼に誘われてしばらく共に夕日を眺めることに。「なんだかようやくデートらしくなった気がするね」と笑いかけられ、次のデートは工夫してみると約束するのであった。

えっ?今まではデートらしくなかったですか〜?
そうですか〜・・・
だったら〜、次のデートはちょっと考えてみますね〜。

3回目

 デートらしいデートを目指し、デート先を遊園地にする真歩。「やっぱり、アメとムチは使い分けるべきですよね~」「ムチを打つたびにアメをなめさせるとそのうちムチだけで気持ちよく・・・」と何やら不穏なことを述べる彼女に「ならない!」とツッコミを入れた主人公は、話の流れでどのアトラクションに向かうかを決めさせてもらうこととなるが……。

  • 「ループコースター」を選んだ場合、空を飛んでいる気分になるというコースターに乗ることに。実際乗り終えた彼が地に足がついていない不思議な感覚だったと満足げに述べる一方、真歩は自分の意志で動けないのが気持ち悪い、生身で飛べたら良かったのにと不満げな表情を浮かべる(彼女は魔術で飛べるのだろうか?)。
  • 「ゴーカート」を選んだ場合、ぶつけ放題、暴れ放題で爽快感があるというゴーカートに乗ってみることに。するとレースは、ゴール直前で勝負に出た主人公を、真歩が「サーキットの娘!コース最速、ドリフトクイーン!」とドリフトで鮮やかに彼を吹っ飛ばしてゴールする展開となり、彼女は「すっごく楽しかったです~!特に他の人のジャマをするところなんてサイコーでした~!」と終わってからも興奮冷めやらぬ様子を見せる。
  • 「ライドアクション」を選んだ場合、魔法の国を再現しているというライドアクションを楽しむことに。主人公が不思議な世界だったという感想を述べる一方、真歩は「・・・懐かしかった」とだけポツリ。何と言ったのか聞き返されてごまかし、「それより、設計が甘くないですか~?魔法の国だからってファンシーにすればいいってものじゃないですよ~」と辛口な批評を並べる。

 その後一息吐いて、主人公が飲み物を買いに行っている間に、真歩はまたしてもナンパに遭遇。「・・・また?もう、いい加減しつこいったら」「あのね、ナンパ目当てで遊園地に1人で来るような寂しい男はお呼びじゃないの」とボロクソに貶して男を撃退し、慌てて駆け付けた主人公に向けてはちょっと道を聞かれただけだと嘘を吐いてみせる。が、「そっか、真歩ちゃん可愛いから心配しちゃったよ」と安堵されたことで、「へっ!?か、かかか、可愛い!?」とガラにもなく動揺。照れ隠しのため、ドーナツとポップコーンを買いに彼をパシらせてしまうのであった。

もうっ!
なんでこの私がアイツなんかの言葉で動揺させられなきゃいけないの!?

4回目

 今度はサバイバルツアーへ。あまり乗り気でない主人公であったが、「○○くんのカッコいいところが見たいと思って誘ったんだけど~」と真歩におだてられたことでにわかにやる気を出すように。「・・・ま、前回は甘やかしちゃったし少しは頑張ってもらわないとね」と彼女はほくそ笑む。

 しばらく経って小休止を取った折、真歩はアスフォデルス(ホメロスの『オデュッセイア』にて登場する死後の世界に咲く花)なるとても珍しい花が崖上に咲いているのを見つけ驚愕。内心では主人公の目さえなければ取れるのにと悔しがりつつも、彼の手前、採取したいのは山々だが、場所が場所なので難しいと諦める素振りを見せる。
 しかし、それを受けた主人公がアスフォデルスを取ろうと崖を登り始めてしまい、しかも、あともう少しという所で足場が崩れて落下。絶体絶命かと思われたが、真歩の魔術のおかげで気絶のみで済み、結果アスフォデルス採取にも成功することとなる。

 そして、目覚めた彼を、「無茶しちゃダメですよ~。○○くんに何かあったら元も子もないんですから~」と注意する真歩であったが、「・・・ごめん、でも真歩ちゃんが取りたいって言ったから、つい」と謝られ、その愚直なまでの真っ直ぐさに困惑してしまうのであった。

あんな言葉を真に受けちゃうなんて・・・
ホント、なに考えてるの?

5回目

 公園で楽しげに野球の試合について語る主人公に相槌を打ちながら「ホント、無邪気なんだから。何も疑わずに夢のことばっかり語って・・・」と内心苦笑する真歩。自分ばかり話して悪いと謝られて、「いえ、大丈夫ですよ~。なんだか本当の彼女みたい・・・」とうっかり口を滑らせてしまい、飲み物を買いに行くと逃げるようにその場を離れる。
 すると、例によってナンパ男登場。これまでと違う強引なタイプの男に(ガシッ)と腕を掴まれ、魔術で反撃を試みるが、そこへ主人公が駆け付け……。

  • 成功パターンでは、「オレの彼女に手を出すなっ!!」とカッコよく登場。
  • 失敗パターンでは、「オレの彼女に手をらす・・・」と大事なところで噛んでしまう。

 いずれにせよ、白けたナンパ男は去って行き、一件落着。思いがけず胸の高鳴りを感じ、「まったく、私とした事がこんなに心拍数が上がるなんて・・・吊り橋効果のせいよ!」と頑なに自分の想いから目を逸らそうとする真歩であったが、心配した主人公に声をかけられ意識を向けると、あまりの近さに「ひゃっ!?ち、近いです!」と絵に描いたような恋する乙女の反応を呈してしまう。
 慌てて「あ・・・いえ、その、今のは急だったからで別にイヤというワケじゃ・・・」とフォローしてみせるも、安堵する彼に対し、思いがけず「はいっ!私、○○くんのことが大好きですから!」とポロリ。自分が何を言ってしまったか瞬時に理解し、ニヤける彼に魔法を炸裂、気絶させてしまう。

ひゃっ!?ち、近いです!
あ・・・いえ、その、今のは急だったからで別にイヤというワケじゃ・・・

はいっ!私、○○くんのことが大好きですから!
え?私、今なんて・・・
えぇぇぇっ!?ちょ、ちょっと、今のは忘れて・・・
えーいっ!

 そして、とっくに日も沈んだ頃やっと目覚めた主人公に、今日はご飯を食べてすぐにぐっすり眠ってしまったという嘘を信じ込ませた彼女は、「・・・ホント、単純。ま、そういう所は嫌いじゃないかな」と自らの気持ちに対し少しだけ素直になってみせるのであった。

汎用デート

公園

 「いい天気だね!」と話しかけてくる主人公に対し、「ランニングにもピッタリな気候ですよね〜」と唆すも、今日はベンチでゆっくり話したいとやんわり拒まれ、「・・・まあ、そういう過ごし方にも良さそうな感じですよね〜」と話を合わせる。

喫茶店

 主人公に様々なハーブティーを薦める真歩は、「ははは、さすが敏腕マネージャー。普段から健康に気を使ってるんだ?」との問いかけに答える際、「もちろんです~。健康な体には健康な魂・・・いえ、精神が宿りますからね」と意味深な言い間違いをする。

カラオケ

 主人公の歌を褒めそやし、「歌うことで魂・・・精神は浄化されるんですよ~。だからどんどん歌ってくださいね~」と促す真歩であったが、彼女の歌も聞きたいと彼は不満な様子を見せる。

ゲーセン

 真歩は初プレイで操作もあやふやなゲームをワンコインでクリアしてみせ、主人公を驚かせる。

映画

  • 「悲劇」では、運命に翻弄されるがままだった登場人物に腹を立て、「人間は無力ですね~」とコメント。

そんな、訪れる悲劇をただ待つしかないなんて・・・
なんで抵抗しないのよ?

  • 「アクション」では、「何もかもがどんどん破壊されてく様に興奮しちゃいました~」とコメント。
  • 「恋愛もの」では、「○○くんは、こういうの憧れます〜?」と真歩に尋ねられた主人公は、「いや、まあオレたちはオレたちらしくやればいいんじゃないかな」と答える。
  • 「コメディ」では、外国語の映画なのに字幕が出る前から笑っていたと主人公に指摘され、「え、そうでした~?確かに英語は得意ですけど~」としらばっくれる。
  • 「動物もの」では、「見た目は弱そうな生き物が予想外の特殊能力を持ってるのって興味深いですね〜」とコメント。

遊園地

  • 「のんびり歩き回る」では、「ふふっ、なんだかデートって感じですね〜」とコメント。
  • 「ジェットコースターだ!」では、振り回される感覚はどうしても好きになれないと呻きつつも、そんなに辛いなら無理して乗る必要はなかったのにと言われると、「え~、苦手なままじゃ機械に負けたみたいで悔しいじゃないですか~」と謎の負けん気を見せる。
  • 「いきなり観覧車だ!」では、2人きりで大型のゴンドラに乗せてもらうこととなり、「うふふ、きっと私たちがラブラブカップルに見えたんですよ~。ドキドキしてきました~?」と主人公をからかう。
  • 「ゲームで景品ゲット」では、見事お目当ての品をゲットした主人公からそれをプレゼントしてもらい、「ええっ!?あ、ありがとうございます〜」と動揺した姿を見せる。
  • 「ホラーハウス!」では、怖かったと言う主人公に適当に相槌を打ちつつも、内心では「今さらあんな作りものを見せられても全然怖くないんだけど」と不満タラタラ。

 「期待しててくださいね〜」「○○くんが好きそうな水着を選んだんです〜」と主人公の期待を煽る。

クリスマス

 メリークリスマスの挨拶を交わすやいなや主人公にケーキを投げつけ、叱りつけられた真歩は、自分の田舎ではケーキをぶつけ合う祭りだったのだと弁解(※マジョカランドにクリスマスがないとする魔近ルウの発言とは矛盾。地域ごとに風習が違うのかもしれないが……)。

・・・そっか、こっちの世界のクリスマスってそうなんだ。
こっちに来てからクリスマスを祝うことなんてなかったものね。

 着替えてきた彼から、クリスマスの祝い方について「そうだな、普通にケーキを食べてあとはチキンを・・・」と教えられるや、では崖に向かって走ってどちらがビビッて先に止まるか競おうと返し、「それはチキンレース!」とツッコまれてしまうのであった。

初詣

参拝前

 参拝客でごった返す神社に真歩は「・・・ホント、数は多いけどザコばっかり」の感想。主人公に聞き返されてごまかすいつものやり取りを繰り広げる。

参拝

  • 「野球がうまくなりたい」と願った場合、真歩は「あはは、やっぱり~。やる気があるのはいいことですよ~」とコメント。
  • 「健康に過ごしたい」と願った場合、真歩は「そうそう、健康な肉体と健康な魂が大事ですからね~」とコメント。「魂?」と聞かれ、精神と言い直す。
  • 「真歩ちゃんと仲良くなりたい」と願った場合、真歩は「え、そんなことを神様にお願いするんですか?」と微妙な反応。

おみくじ

  • 大吉を引いた場合、大凶を引いた真歩は「いいんですよ~、色々あるんで~。ふふ、ふふふ・・・」と笑ってみせるが、目が全然笑っていないとツッコまれてしまうのであった。
  • 中吉を引いた場合、「なかなかいいな」と満足げの主人公に、「はぁ・・・そんなので満足しちゃうからダメなのに」と手厳しいコメントを贈るのであった。
  • 小吉を引いた場合、微妙な表情を浮かべる主人公に気付かれないうちに魔法でくじを大吉のものとすり替えてしまい、見間違いだったとすっかり勘違いして喜ぶ彼に、「ふふっ、良かったですね〜。私がいて」と笑いかけるのであった。
  • 大凶を引いた場合、「気にしない方がいいですよ~。たとえ地球が滅んでも意外と生きていけたりしますから~」と励ましになっているのかよくわからない励ましをしてくれるのであった。

バレンタイン

御厨が彼女の場合

 真歩からドッサリとチョコを渡されてぬか喜びするも、クラスの男子からもらった逆チョコのお裾分けに過ぎないと知りガッカリの主人公。
 後から差し出された本命チョコに喜び勇んで飛び付いた彼は、コウモリの羽、カエルのタマゴ、イモリの黒焼きなど"体にいいもの"がいっぱい入っているとの言葉に腰が引けつつそのチョコを食し、個性的な味だと苦笑。「それだけですか~?お腹の底から力が湧き上がるような感覚は・・・」と拍子抜けした様子の彼女に尋ねられるが、その途端「グオォォォォッ!!ファイヤー!!」と叫び出し、辺りを駆け巡り始める。
 どうやら期待していた効果が得られなかったらしく、「・・・ちっ、やっぱり地道に成長してもらうしかないか」と舌打ちする真歩なのであった。

御厨が彼女でない場合

 真歩からドッサリとチョコを渡されてぬか喜びするも、クラスの男子からもらった逆チョコのお裾分けに過ぎないと知りガッカリの主人公。
 後から差し出された義理チョコに喜び勇んで飛び付くと、それが近所のコンビニで買ってきた20円のチョコであると判明。「まさか、上げてから落とすとは・・・しかも2回連続で」とすっかり落ち込んでしまうのであった。

エピローグ

 校舎の屋上で主人公のプロ入りを祝うと同時に、やるべきことがあるためこれでお別れだと告げる真歩。「それって、何?」と困惑した様子の彼に目をつむらせた彼女は、自分にまつわる記憶だけを奪い去って姿を消してしまう。

バッドエンド

そう、これこそが私のやるべき事。あとは魔力と記憶を奪うだけ。
・・・じゃあね。何も知らない野球少年クン。

 グッドエンドの発生条件を満たしていないとこちらに分岐。
 目を開いた主人公はなぜ屋上に来たのかすらも思い出せず、何か大切なことがあった気がするとは感じつつも、「まぁいっか!これからのプロ生活がんばるぞー!」と彼女にまつわる一切を忘れて輝かしい未来へ胸を膨らませるのであった。

グッドエンド

そう、これこそが私のやるべき事。あとは魔力と記憶を奪うだけ。
それにしても、なんて無防備な顔。利用されてるなんてちっとも考えてないみたい。
・・・じゃあね。何も知らない野球少年クン。

 デート5回目を見た上でデート1・2回目で彼女を疑わない選択肢を選んでいるとこちらに分岐。

 目を開いた主人公は、自分がなぜ屋上に来たのかすらも思い出せず、何か大切なことがあった気がすると自問。ふと前を見るとそこには得体の知れない箱が置かれており、中に収められた大量の写真と手紙を取り出す。
 写真には買い出し、人力車、遊園地など2人の重ねてきたデートの様子が収められているのだが、記憶を消されてしまった彼は、そこに写っている少女が何者か思い出せず苦悶。添えられた手紙を読み進めることとする。

ごめんなさい、○○くん。
やっぱり私は○○くんと一緒にはいられません。
公園で助けてくれたことすごく嬉しかったです。
それから、花を取ってくれたことも。
全部、絶対に捨てられない大切な大切な思い出です。
だけど、捨てなくてはいけない。
そこで、貴方に託します。
全てを忘れてしまった貴方に。
私が恋した貴方に。
もう私の名前も分からないはずです。
でも、もし会えたその時は・・・

 ……そして、手紙を読み終えて一切合切を思い出した彼は、最後の一文を継ぎ、「・・・ああ。また2人で思い出を作ろう。『真歩ちゃん』」と誓うのであった。

その他

 二股時の井戸端会議イベントに登場。主人公が二股をかけているという噂で持ちきりのモブ女子集団に、自分の噂をされるのが気に食わないという理由で忘却魔法をかけ、他の彼女候補の評価が下がるのを阻止してくれる。

コンボイベント

『マネージャーのお仕事』

 故郷を同じくしながらもお互いそのことを知らない魔近ルウとのコンボ。
 マネージャーの業務をサボるルウを真歩がたしなめているところに通りかかった主人公。面倒事は魔法でパパっと済ませたいと主張し始めたルウを慌てて制し、魔法のことは秘密にしなければならないことを思い出させるも、「今、『魔法』って言いませんでした?」と真歩に食いつかれてしまい、「魔法みたいに」という意味だと必死にごまかす羽目となる。
 すると、そんな夢みたいなことを言っているようでは反省が足りないようだと真歩の怒りが再燃。そんなことはない、自分だって真歩を見かけたら隠れるなど色々考えて動いているなどと火に油を注ぐようなことを言って胸を張るルウに、「へ~、これはみっちりとマネージャーの心得を教え込む必要がありそうですね~」と氷の微笑を浮かべる彼女に対し、主人公が取った行動は……。

  • 「ルウをかばう」を選んだ場合、ルウに仕事をやらせるとかえって仕事が増えると主張し、真歩も納得。が、だからこそ仕事をしないのだとドヤ顔を浮かべるルウにそれならなぜマネージャーになったのかと問うた彼女は、「なんとなく?」「面白そうだったから!」と頼りないどころではないルウに逐一主人公がツッコミを入れる夫婦漫才っぷりを見て、仲が良さそうなことだしお世話は任せたと去ってしまう。そして、残された主人公は、「ふっふっふ、○○くんが後始末してくれるんだよね?」「それじゃ遠慮なく魔法でドッカーンと・・・」と目を輝かせるルウに、「だからそれがダメなんだってば!」と全力でツッコむのであった。
  • 「真歩に賛成する」を選んだ場合、真歩に味方し、真面目に仕事をやれと言い放つことに。プリプリしつつも本気を出せばスゴいことを教えてやると息巻いて仕事をしに離れるルウであったが、早速呪文を唱えて大爆発を引き起こす。魔法のことを隠さねばと現場を確認しに行ったフリをして卵を電子レンジに入れたみたいだと主人公が必死にごまかしたことで、真歩も腑に落ちないようではあるもののそれ以上追及しない姿勢を見せ、一件落着。……かと思いきや、「もっとスゴい爆発も起こせるよ!なにせ、ボクはマジョカランドの爆弾娘だからねっ!」とルウが再び燃料を投下。思いがけないマジョカランドの文言に驚愕した真歩は、「ま、マジおからってウマいよな!マジおからの爆弾おむすび最高!」という主人公のあまりに無理筋なごまかしにとりあえず納得したフリをしてみせるが、内心では「魔近ルウ・・・もしかして、もしかするの?」と疑念を深めるのであった。
  • 「口を出さない」を選んだ場合、静観を決め込むことにし、成否判定が発生。
    • 成功パターンでは、マネージャーのイロハから叩き込んでやると言われ、及び腰のルウはマネージャーの仕事は嫌いでないが、失敗ばっかりするから腰が引けてしまうと心境を告白。最初は誰でもそうだが、失敗を通して成長していくのだと真歩に諭され、素直に耳を傾けるようになる。その一部始終を見守っていた主人公は、静観していて正解だったとほくそ笑み、自分も何か手伝おうと申し出るが、まだいたのか、2人でやるから帰っていいよとぞんざいに扱われてしまうのであった。
    • 失敗パターンでは、2人からいきなり水を向けられてしまい、自分は中立だと逃げようとするも、「そんな日和見が・・・許されると思ってるんですか~?」「だいたい、○○クンは優柔不断なんだよ!」「ええ、その性格が野球にも影響してます!」と針の筵にされてしまうのであった。

『寄り道、横道、帰り道』

 久根美亜とのコンボ。
 以前2人で買い出しに出掛けた際ナンパに辟易したという真歩と美亜のため、荷物持ちとして買い出しを手伝うことにした主人公は、すごく頼もしかった、なかなかのナイトぶりだったと絶賛されニヤニヤ。
 真歩がいちいち断るのが面倒臭い、美亜が言い寄ってくる全員と付き合うことはできないとナンパについてそれぞれ語るのを聞いて、モテることは共通していてもお互い対照的だと考えたりしていると、そろそろどこかで休憩しようという話になり、意見を求められるが……。

  • 「久根さんに任せる」を選んだ場合、ショッピングモールに赴き、主人公が手相占いを受けることに。以降は2人との交際状況に応じて展開が分岐。
    • 2人とも彼女の場合、女難の相が出ているとの結果に、「い、いやぁ、心当たりがないなぁ!あはは・・・」「あ、あのー、心当たりは全然ないのですが・・・あくまで参考のために!そう、参考のために!どうすればいいか教えてください!」と露骨なリアクション。このままでは破滅が待っているが、これを購入すれば回避できると98000円のツボをオススメされ、ノータイムで購入を決断するも、意味がわからない、詐欺じゃないかという2人の声で目を覚ますのであった。
    • 久根のみ彼女の場合、運命にもてあそばれる相が出ているとの結果に。運命を乗り越えるには意中の人との距離を縮めるべしとのアドバイスを受け、全ては自分次第だと気を引き締めるのであった。
    • 御厨のみ彼女の場合、苦難の相が出ているとの結果を告げられ、誰かに試されているようなので、明るい未来を描きたいならば慎重に行動すべしとのアドバイスを受けることに。それを傍から見ていた真歩は「ふ~ん、占いって案外・・・」と感心するのであった。
    • どちらも彼女でない場合、孤独の相が出ているとの結果に。将来ひとりぼっちで過ごすハメになるとの預言を受ける。ショックを受けた主人公は、まだ可能性はあるはずだと2人に水を向けるが、「・・・そうね、可能性だけなら」「あるといいですね~」との微妙な返事をされてしまうのであった。
  • 「真歩ちゃんに任せる」を選んだ場合、喫茶店に入ることに。紅茶を注文した美亜に「久根さんは紅茶か。イメージにぴったりで大人っぽいなぁ」とデレデレしていると、「・・・それってクリームソーダは子供っぽいってことですか~?」と気分を害した真歩によって、「ああっ!あんなところに空飛ぶホウキ!!」と気を逸らされた隙にコーヒーに謎の薬を一服盛られてしまう。促されるままコーヒーに口を付けた彼が、一瞬失神した後に「うおおおおおっ!!みなぎる~~~!!!!」と猛ダッシュで退店するのを見て、満足げにする真歩であったが、喫茶店の代金も払わず荷物も持たずに行ってしまったと美亜に指摘され、「ああっ!?」と声を上げるのであった。
  • 「公園」では、主人公の提案で公園に行くことに。キャッチボールをしている子供を見かけて野球バカの血が騒ぎ、混ざりに向かう彼を眺めつつ2人はやれやれと苦笑。
    • 成功パターンでは、2人に笑顔でお出迎えされ、肩に良くないから、野球バカに無理はさせられないからと荷物を持ってもらい、感激するのであった。
    • 失敗パターンでは、帰ってきた際に待っていたのは置き手紙と荷物のみ。置いて行かれたことにショックを受ける主人公なのであった。

恵比留高校編

 ちょうどどこかの高校で上記イベキャラシナリオのような恋愛を経験してきた設定。この度持ち帰ったものでノルマを達成し、何らかの取引成立となる手はずだったのだが、本気の恋を経験して魂の質が改善してしまったことが仇となり、プロローグにて闇野栄剛に魂を吸い取られてしまう。
 以降彼女は心ここにあらずといった言動を見せるように。トレードマークであったツノのようなツーサイドアップは失われぺったんことなり、眼の輝きも消えてしまっている。さらには記憶までも失くし、暗闇を極端に恐れるようになった。
 普段は同じくマネージャーである沢樹末璃と行動を共にし、何かと面倒を見てもらっているが、あまりに感情が乏しいため、寂しさを抱かせてしまっている。
 なお、魂を喪失したことによる苦しみは感じているようで、それについては(記憶にはないが)自分が過去に犯した何らかの罪に対するしっぺ返しであると考え、受け容れることにしている。

 魂を取り戻した姿が見られるのはエビルキャップを被らずに甲子園決勝を終えた場合のみ。その際は一気に取り戻した感情の奔流に混乱しつつ涙を流す姿を見せる。

うん・・・うんっ!色々思い出して、嬉しいのと悲しいのでグチャグチャで・・・

ランダムイベント『誰のスマホ?』

 自主練を終えた主人公は誰かのスマホを発見。ここで「真歩ちゃんかな?」を選ぶと、やってきた真歩に彼女のものか尋ねることとなる。「はい、忘れました」「いろいろ・・・忘れました」との不穏な返事に「えっ?いろいろって?」と面食らって答えると、「それも、忘れました」とぼんやり返され困惑する主人公であったが、観たいテレビ番組があるのを思い出し、慌てて帰宅の途に就くのであった。

ランダムイベント『真歩ちゃんを揺さぶれ』

 長いこと共に過ごしているにもかかわらずまだ一度も見たことのない真歩の笑顔を見るため力を貸して欲しい、と沢樹末璃から相談を受けた主人公と矢部は……。

  • 「他のヤツらにも協力してもらおう」を選んだ場合、他の部員も呼び、大々的にシュークリームパーティーを開催。しかし、主人公、矢部、真歩、末璃のテーブルだけは通常の3倍増しのカラシ入りシューが混ざったロシアンルーレット形式になっており……。
    • 成功パターンでは、3倍増しのカラシを発案した矢部自身がカラシ入りを引き当て悶絶することに。それを見た真歩が「・・・ふふ」と小さく微笑むのを見て主人公と末璃が大喜びする一方、苦しみ悶えていて笑顔を見逃してしまった矢部は血の涙を流すのであった。
    • 失敗パターンでは、真歩本人がカラシ入りを引き当ててしまい、涙目になりつつ「・・・っん」と小声で悶絶。「オイラ、真歩ちゃんの潤んだ瞳をもっと見たいでやんす」と矢部の変なスイッチが入ってしまうのであった。
  • 「オレが笑わせてみせるよ」を選んだ場合、真歩を笑わせてみせると豪語した主人公は、ちょうどやって来た真歩と霧崎の前で闇野のモノマネを披露するが、ダダ滑り。「・・・すまない。笑うタイミングをつかみ損ねた」と気の毒そうに謝られ傷付く姿を真歩に「・・・ふふ」と笑われ、「オレって笑いのセンスがあるのかも!」と大喜びするも、「磨くなら野球のセンスにしておけ」と霧崎に冷たく突き放されてしまうのであった。

ランダムイベント『真歩と写真』

 野球部の活動を記録する用のカメラを真歩に借りて数枚写真を撮ることにした主人公は……。

  • 「練習風景を撮る」を選んだ場合、成否判定が発生。
    • 成功パターンでは、各部員の写真を撮って回って満足し、仕上げに自分の練習風景を彼女に撮影してもらおうとするが、滑って転んだシーンをちょうど撮られてしまい、「それは消してーっ!」と恥ずかしがるのであった。
    • 失敗パターンでは、試しに撮ってみた写真に写る不審な人影に怯えるが、マイナスイオンを全身で浴びるのに最適なポーズ(?)を模索している矢部と判明。「ふざけてないで練習しろ!」と霧崎に叱られる彼を見てゲンナリするのであった。
  • 「真歩ちゃんを撮る」を選んだ場合、彼女の写真を撮ろうとするが、魂を抜かれてしまうと断られることに。すると食いついてきた末璃により、カメラにまつわる怪談が語られる。抑制の利いた語り口から唐突に発せられた「助けてーっ!!」の大声に真歩は仰天し、残り2人は「真歩ちゃん!今、ビックリしてなかった!?」「え、マジ!?アタシ見逃しちゃった!」と大はしゃぎ。「・・・よく分かりません」とだけ呟いて逃げるように去って行った彼女について、「ひょっとして、真歩ちゃん照れてたんじゃーん?」「ああ、さっきの真歩ちゃんの表情こそ撮るべきだったな」と笑い合うのであった。

イベキャラ(恵比留)

 恵比留以外で使用した場合のイベントと概ね対応した内容となっている。

全レアイベント『天然と邪念』

 真歩とボールを縫っているうちに慣れない針仕事で目が疲れた主人公は、「真歩ちゃんは平気?」と彼女を気遣うも、どうやら平気な様子。黙って仕事に戻ろうとすると、目の疲れにはマッサージがいいらしいと告げられ、「真歩ちゃんがやってくれたら嬉しいんだけどなぁ~」とダメもとでセクハラ紛いの要求をすると、なんと承諾される。膝の上に寝てくれと言われ、思いがけず訪れた膝枕チャンスに身構えるが……。

  • 「膝枕を頼む」を選んだ場合、実際に膝枕してもらい「うわ、柔らかい・・・」と生々しい感想。しかし、彼女の容赦ないマッサージにより天国と地獄を同時に味わうことになるのであった。
  • 「立ったままで頼む」を選んだ場合、流石に遠慮して立ったまましてもらうことに。遠慮なく距離を縮めてくる彼女にギョッとした主人公は……。
    • 「前から頼む」を選んだ場合、「これは・・・役得だよな、うん」と正面から絶景を楽しむことにするが、彼女の容赦ないマッサージにより気絶。目の疲れは取れたものの、マッサージは二度とゴメンだと後悔するのであった。
    • 「後ろから頼む」を選んだ場合、流石に気が引けて後ろからマッサージしてくれるよう依頼。すると、(むにっ♡)という"ステキな柔らかい感触"が背中に。目の疲れがすっかり取れきった彼は、「・・・オマケに、すごく得した気分」とニヤけるのであった。

Rイベント『大人になったらなんになる?』

1回目

 マメを潰したモブの元に駆け付け、サッと応急処置を済ませる真歩に対し、「真歩ちゃん、手際がいいな。お医者さんとか目指してみたら?」と軽口を叩く主人公であったが、返事は遠慮するというもの。じゃあ他に将来の夢でもあるのかと問うと、彼女は「将来の・・・夢・・・何かあったような・・・」と考え込んだ末に「うっ!?あ、頭が・・・」と苦しみ始めてしまい……。

  • 「そのうち思い出すよ」を選んだ場合、そのうち思い出すだろうから焦る必要はないとなだめた主人公は、「真歩ちゃん、いったい昔に何があったんだろう?」と心配に思うのであった。(イベント終了)
  • 「今から考えてみたら?」を選んだ場合、主人公はこれから将来の夢を考えればいいと勧めるのであった。

2回目

 以前言われた通り将来の夢について考えていたが全く決まらないので、決めて欲しいと真歩から相談された主人公は、それでは意味がないと思いつつも一応答えてみることにするが……。

  • 「社長秘書!」を選んだ場合、クールな社長秘書を提案することに。しかし、どんな仕事なのか問われた際、「ビシッとしたスーツ姿で冷静に社長の補佐をするんだよ」「ビシッとしたスーツ姿でテキパキと仕事をこなすのはできる女って感じがしていいだろ?」「そういうのってカッコいいと思うしちょっとお高くとまってる感じも・・・」「あと、メガネをかけていたりしたらよりクールな感じで・・・」とつらつら煩悩を垂れ流してしまい、呆れた彼女には無言で離れられてしまうのであった。
  • 「総理大臣!」を選んだ場合、「夢は大きく、総理大臣!なーんてね」とふざけて答えることに。すると、「・・・つまり、日本の権力のトップということですよね?」「権力って言葉がなんだか魅力的・・・人をこき使う・・・楽しそう」と彼女は意外に乗り気な様子で、見かけによらない権力志向に驚くのであった。
  • 「お嫁さん!」を選んだ場合、お嫁さんと答えてみることに。すると、誰のお嫁さんだと問われ、以下真歩と付き合っているか否かで分岐が発生。
    • 付き合っていない場合、これから見つければいい、例えば今気になっている人とかとさらに答えるが、「いません」と即答され、「クールだなぁ」と項垂れるのであった。
    • 付き合っている場合、「え!?そ、そりゃあ・・・ねぇ?」と口ごもるが、明確に言葉にしろと詰め寄られ、「・・・オレ?」と返事。なぜ疑問形なのだとさらに詰め寄られてしまい、「いや、だって本人を前にしてそんな大胆なこと・・・」と言葉を濁すも、それで許されるはずもなく、なぜ自分の前ではダメなのだと質問攻めは続き、極めて恥ずかしい思いをする羽目になってしまうのであった。

告白

 真歩に話しかけるもガッツリシカトされてしまい呆然の主人公。「キミ、御厨に何かしたのか?」「最近、御厨はキミを避けている」と闇野に問われることとなるが、もちろん心当たりなどない。すると、何かに思い当たった様子の彼に、「こういうケースは稀に発生する。まあオレに任せておけ」と解決を引き受けられ、その場はお開きとなる。

 場面変わって翌日、真歩同席の状況下で「御厨に確認した。どうやら彼女はキミに対して好意を寄せているようだ」「と、いうワケであとは若い者同士で」と告げられた彼は、突然降って湧いた話に理解が追いつかず闇野を問い詰めるが、「さっき言っただろう?御厨はキミのことが好きらしいって。あとはキミの返事次第ってことさ」とクールに突き放されてしまう。
 やはり納得いかず、本当かと直接彼女に確認してみると、「おそらく」「闇野キャプテンはそう分析しました。ならば、そうなのでしょう」と他人事のような返事。自分自身の気持ちはどうなんだと質問し直すと「・・・多分、好きなんだと思います」とやはりはっきりしない。ここで、主人公が選び取った行動は果たして……。

  • 「付き合う」を選んだ場合、「じゃあ付き合おうか。オレ、真歩ちゃんのこと好きだし」と交際してみることに。何となく真歩のことが気になってはいたが、今回の話を受けて好きなんだと気付いた、だから自分と同じようなことが真歩にも起こるかもしれないと熱弁を振るうも、返ってきたのは「そうかもしれませんね。では、よろしくお願いします」という素っ気ないOKで、ただただ苦笑するほかないのであった。(交際スタート)
  • 「付き合わない」を選んだ場合、「ごめん、真歩ちゃん。そんなはっきりしない気持ちじゃ付き合えないよ」とお断りすることに。「いえ、構いません。私も自分の気持ちがよく分かっていませんので」という素っ気ない彼女の返事を苦々しく噛み締めるのであった。

デート

1回目

 公園デートへ繰り出すも会話が続かず困り果てた主人公は、鉄板ネタの笑い話を披露。
 しかし全くウケず、仕切り直しのためジュースを買いに行っていると、その間にナンパ男が登場。それを追い払ってから、「ダメだよ、真歩ちゃん。あんなのを相手にしちゃ」と彼女をたしなめるも、「そうなのですか?しかし、一緒に遊ぶという点では私たちと目的は同じかと」というあまりにも機械じみた言葉が返ってき、「真歩ちゃん、オレと付き合ってるって意識がないのかな?」と項垂れてしまうのであった。

2回目

 遊園地で今度こそ真歩を楽しませてみせると意気込む主人公は、早速ジェットコースターに突撃。自身がヘロヘロになる一方でほぼ無反応を貫いた彼女の、物足りなかったのかもしれないという言葉に、より刺激が強い物か、あるいは自分で能動的に動かせるものが必要と感じた彼は……。

  • 「ライドアクション」を選んだ場合、魔法の国を舞台にしたライドアクションに搭乗。なぜだかわからないが少し懐かしい気がしたとの感想を聞いて少しは楽しめたようだと安心し、第一の目標達成だとほくそ笑むのであった。
  • 「ゴーカート」を選んだ場合、ドリフトだろうが故意の衝突だろうが何でもありの意外とアグレッシブな彼女のハンドル捌きに振り回され疲労困憊。体が勝手にと謝られて、楽しめたようだからいいのだと応じ、第一の目標達成だとほくそ笑むのであった
  • 「コーヒーカップ」を選んだ場合、加減というものを知らない彼女にカップを容赦なく回されたことでヘロヘロに。回すのが楽しくなってしまったと謝られて、楽しめたのならよかったと応じ、第一の目標達成だとほくそ笑むのであった。

3回目

 第二の目標として真歩を笑顔にすることを狙う主人公は、彼女を連れコメディ映画へ。彼含む観客一同が爆笑する中、一人だけ無反応の相手に「面白くなかった?」と尋ねると、「いえ、面白いと思います」と眉一つ動かさないまま答えられてしまう。

 場面は移り喫茶店。彼女を笑顔にすることの難しさを嘆きつつも、先程の映画のワンシーンを思い出して思わず笑みをこぼすと、思い出し笑いかと指摘されることとなり、咄嗟に謝罪。この際、楽しい思い出があるのは良いことだと返されたことにインスピレーションを得て、楽しい思い出がある場所はないかと尋ねる。
 すると、自分は記憶喪失のようなものなのだと突然告げられることに。ただ、ジャングルのような場所で誰かと過ごして相手にイライラするという情景がふと頭に浮かぶことがあり、その際はイライラと共にどこか温かな気持ちが湧いてくると話は続き、そのエピソードの舞台となったであろう場所を探してみようと彼は決心するのであった。

4回目

 まさにドンピシャのサバイバル体験ツアーを偶然探し当てた2人は件のジャングルへ向かうことに。
 例の崖の上に咲くアスフォデルスを発見し、どこかで見た気がすると呟く真歩であったが、取りに向かおうとする主人公には、そんな危ないことをしてケガでもしたらどうすると激昂。「あ、あの真歩ちゃんが怒ってる・・・」と目を丸くした彼は、イヤな予感がして勝手に言葉が出てきたという言葉を受け、もしかしたら記憶を辿るよすがになるやもと期待をかけ、取りあえず崖下までは近付いてみることにする。
 アスフォデルスを見ると鼓動が早くなり、同時に温かい気持ちが湧いてくるという彼女に、「きっといい思い出だったんだよ」と語りかけると、「そう・・・ですね。はい、そうだと思います」と笑顔が。突然念願が叶うこととなり目を丸くした彼は、どうしたのだと不思議そうに尋ねられて、「いや、なんでもないんだ。真歩ちゃん、楽しそうだなって」と微笑。「そうですね。○○くんと一緒だとなんだか楽しいです」と再び笑顔を向けられるのであった。

5回目

 最後はプラネタリウムへ。暗闇を恐れる真歩であったが、主人公に手を握ってもらうことで落ち着き、「温かい、大きな手。あの感じ、どこかで・・・」との感想を抱く。そして、いざ始まったプラネタリウム本編では、満天の星空に「キレイ・・・」と感動してみせる。
 終了後、楽しめたらしい彼女の姿に満足した主人公がトイレに行くと、その隙にナンパ男が登場。戻ってくるやいなやナンパ現場を目の当たりにすることとなり……。

  • 成功パターンでは、意気込んで突っ込んでいくも、「すみませんが、彼氏と来ていますのでお断りします」と真歩が自らお断り。全く釣り合っていないし冗談だろと主人公のことを貶された彼女は、「・・・私、○○くんが大好きですから」と不快感を露わにする。
  • 失敗パターンでは、意気込んで突っ込んでいくも、足を滑らせて転倒。「・・・なに、このダサいヤツ」と小馬鹿にされたのに対し「私の彼氏です」と即答した真歩は、全く釣り合っていないし冗談だろとさらに主人公のことをバカにされ、「・・・私、○○くんが大好きですから」と不快感を露わにする。

 ノロけやがってと男が悪態をつきながら去って行った後、まさかの「大好き」に驚いた主人公は、気持ちが昂って咄嗟に口をついて出たと言う彼女の説明を耳にして、「なんだ、口や態度には出なくてもちゃんとオレを好きでいてくれたのか。よかった」と一安心するのであった。

汎用デート(抜粋)

 大半は恵比留以外版の内容を恵比留御厨風に改変したものとなっているが、一部大幅に差し替わっているものがある。

遊園地

  • 「いきなり観覧車だ!」では、2人きりで観覧車を一周乗り、主人公は何となくドギマギするが、「○○くんが嬉しそうで良かったです」と言われ、「い、いやっ!オレはべつに下心なんてっ!?」と慌てて否定する。
  • 「ホラーハウス!」では、「結構怖かったね」と話しかけられた真歩は「そう・・・ですね。暗闇が落ち着かなくて・・・」と怯えた表情を見せる。

映画

  • 「アクション」では、顔色が悪いのを心配された真歩は「何もかもがどんどん破壊されてく様に圧倒されて・・・」とおののく。
  • 「コメディ」では、面白かったとの感想を述べる真歩に対し、「相変わらず顔には出ないけどときどき肩が震えてたよね」と主人公も内心ニヤニヤ。

クリスマス

 ケーキをぶつけようとして主人公にたしなめられた真歩は、「なんだか昔、ぶつけ合いをしたような気がしたもので」と言い訳。クリスマスを祝ったことがないのかとの質問に「よくわかりません」と答えると、ジュースで乾杯してケーキとチキンを楽しむのだと教えられることとなり、ケーキに乗っている赤い服を着た人物が何者なのか気になって尋ねる。
 それに対しクリスマスの夜に煙突から入って良い子の枕元にプレゼントを置く人だと説明してあげる主人公であったが、「不法侵入ですか?」との身も蓋もない表現に興を削がれてしまうのであった。

初詣

参拝前

 初っ端から「・・・ところで神様ってホントにいるんでしょうか?」とヘビーな質問を投げかける真歩。どうやら魂の喪失による苦しみは自らの犯した罪への罰ではないかと考えているらしい。

神様は悪い事をした人には罰を与える・・・
だとすると、私は・・・

おみくじ

  • 大凶を引くと、真歩も大凶を引くことに。「これは当然の結果という気がしています」「これこそが私の受けるべき報いかと」とやはり自罰的な姿勢を見せる。

バレンタイン

 真歩に校舎裏へと呼び出され、期待に胸を膨らませる主人公。予想通りバレンタインチョコを手渡され、もらえるかどうか不安だったが良かったと大喜びすると、「貰えないこともあるんですか?」「変ですね、女子はたくさんいますし普通は貰えるのでは?」と残酷な一言を浴びせられることに。もらえるとは限らないじゃないかと指摘すると、自分は男子皆に配って回ったが、今日は女子から男子にチョコを贈る日ではないのかと返されてしまい、「要するにコレ、義理かぁ・・・」と落ち込む羽目となる。

御厨が彼女の場合

 他よりちょっと高めの品を渡したと慰められてにわかに機嫌を直すも、彼氏にはそうした方が良いとアドバイスをもらったのだということまで余計に聞かされ、再び落ち込む羽目に。それでも、「ホントなら真歩ちゃんの気持ちがこもってて欲しかったけど貰えないよりはよっぽどいいよな」と何とか気持ちを立て直すのであった。

御厨が彼女でない場合

 いつもお世話になっているからもう1個あげると慰められて苦笑。「義理の上乗せか」と内心毒づくのであった。

エピローグ

甲子園決勝に辿り着くまでに敗退した場合

 真歩に歓喜のプロ入りを報告する主人公であったが、既に廃人と化した彼女からの返事はなし。そこへ現れた霧崎に、「どうやら手遅れだったようだな」「いいか、○○。御厨はここにはいない」「心は完全に囚われた」「正直、ギリギリとはいえ今まで耐えられていたのが不思議なくらいだ」と告げられてしまうこととなる。
 状況が飲み込めない彼はようやく声を発した真歩に笑顔を見せるが、虚無に囚われた彼女はもはや文章をなさない単語を発するのみ。「おそらく、御厨の魂はアイツと共にあるのだろう」「任せておけ。私がなんとかしてみせる」と語る霧崎に対し、手伝わせて欲しいと申し出るも、「これは私とヤツの問題だ。関係のない人間は首を突っ込むな」と彼女を連れ去られてしまう。

 そして、独り残された主人公の「なんなんだよーーーっ!」という叫びが部室に虚しくこだまするのであった……。

暗い、怖い・・・
助けて・・・タス、ケテ・・・

甲子園決勝に進出しエビルキャップを被った場合

 悪の道へ堕ちエビルキャップを継承した主人公は、真歩を呼び寄せて「貴様はもう用済みだ。どこへでも好きなところに行くがいい」と解放。彼女は素直に従い去って行ってしまうのであった。

甲子園決勝に進出し、エビルキャップを被らず、デート4回以下しか済ませていない場合

 魂を取り戻し、主人公のプロ入りを祝う真歩であったが、これまでしでかしてきたことに対する罪の意識から彼と付き合っていたことに関しては思い出せないと嘘を吐き、幸せを手にすることを拒んでしまう。

・・・あれだけの事件を起こしてたくさんの人をダマして・・・
私の罪は、許されるものじゃない。だから、さよなら・・・

 魔力を消耗しきり故郷に帰ることもできないと絶望に打ちひしがれ、孤独に生きる覚悟を決めんとしていると、そこへ神良美砂率いるヴァンプ高校の面々が登場。魔法使いの国・マジョカランドの関係者だと瞬時に見抜かれ、案内するよう命じられることとなる。
 生憎マジョカランドに通じる扉を開けるだけの魔力がもう残っていないのだと断ろうとするも、美砂に圧倒的な魔力を見せつけられ、これならマジョカランドへ帰れると心酔。「美砂・・・美砂さま!」と彼女を慕って付き従うようになるのであった。

甲子園決勝に進出し、エビルキャップを被らず、デート5回済ませた場合

 魂を取り戻した真歩は、主人公のプロ入りを祝いつつ、付き合っていた記憶は曖昧だが、闇の中に囚われて孤独に過ごしていると手を差し伸べてもらった夢を見ていたように感じると述懐。続けて、「別に、そんな大したことはしてないんだけどなぁ」と謙遜する相手に、彼がいてくれたおかげで恐怖に飲み込まれずに済んだと告げ、それでも細かいことは思い出すことができないと改めて謝る。
 対する主人公は、「大丈夫だよ。そんなの、これからいっぱい思い出を作ればいいさ」と前向きな言葉で応じ、2人は末永く寄り添い合って生きることを誓い合うのであった。

 ……こうしてついに、愛を知り改心に至った魔女がハッピーエンドを迎えることとなった……。

ふふっ、そうですね。なんたって私たちは今、この時空で付き合ってるんですから。
○○くん。これからも末永くお願いしますね。

その他

 やはり二股時の井戸端会議イベントに登場。主人公が二股をかけているという噂で持ちきりのモブ女子集団に、無意識のうちに魔法をかけて二股の話題を忘れさせてしまい、他の彼女候補の評価が下がるのを阻止してくれる。

・・・あれ?
私・・・今、思わず何かしたような。

コンボイベント

『マネージャーのお仕事』

 概ね通常時と同じではあるが、恵比留の真歩はルウを叱らず、自分が彼女の分まで働くと言い出してしまう。

  • 「ルウを叱る」を選んだ場合、主人公が代わりにルウを叱ることになり、ルウ自身が自分に仕事をさせるとロクなことにならないと主張するように。後の展開は通常時の「ルウをかばう」を選んだ場合とほぼ同じ。
  • 「真歩に反対する」を選んだ場合、主人公は真歩の申し出を退け、ルウに仕事させるべきと主張することに。後の展開は通常時の「真歩に賛成する」を選んだ場合とほぼ同じ。なお、途中マジョカランドの文言に真歩は聞き覚えがあるとの感想を抱くシーンが存在する。
  • 「2人とも間違ってる!」を選んだ場合、成否判定が発生。
    • 成功パターンでは、仕事の分担は予め決まっているのだからそれを守るべきだと主人公は主張。一方のルウは、マネージャーの仕事に自分は向いていないと言い始め、後は通常時の「口を出さない」選択時における成功パターンと同様の展開。
    • 失敗パターンでは、真歩1人に押し付けるべきでないと主人公は主張。しかし、ルウのみならず真歩からも二度手間が生じると反論されて答えに窮してしまい、しまいにはルウがやらかした後始末を押し付けられることになってしまう。

『寄り道、横道、帰り道』

 大体の展開は通常時の場合と同じで、セリフ回しが恵比留の真歩らしいものになっている。
 ただし、「久根さんに任せる」を選んだ場合の一部テキストが大幅差し替え。

  • 「久根さんに任せる」を選んだ場合、真歩が彼女かつ美亜と付き合っていない時のテキストが差し替え。人生の岐路が迫っており、誰かに救いを求められていると占われ、明るい未来を描くには信念を持って行動すべしとアドバイスを受けた主人公は、思いもよらない内容を怪訝に思いつつわかったと頷くのであった。
  • 「真歩ちゃんに任せる」を選んだ場合、通常時のものと展開はほぼ同じだが、一部に差異あり。紅茶を頼んだ美亜にオトナっぽいと主人公がデレデレしていると、一方の真歩は疲れが取れるよう調合したと言いつつ謎の薬を堂々と彼のコーヒーに投入。それを飲んだ主人公が興奮して店を飛び出た後、「すみません。私も良く知らない粉末をふりかけちゃいました」と謝るのであった。
  • 「公園」を選んだ場合は、通常時のものとほぼ同じ展開。

恵比留以降

円卓高校Braves of the Round

 シナリオとイベント内容が噛み合わないためか、イベキャラとしてセットすることは不可能。

 闇野の差し金で円卓高校に潜入するも、恵比留高校の鉄砲玉に魂を吸われそうになったことで彼の裏切りを悟り、円卓高校側に寝返る。
 その際、闇野に協力している理由について尋ねられて、「え!?それは・・・その・・・」と口ごもるシーンがあるのだが、気を遣った主人公が追及を止めてしまったため、結局真相はわからずじまいとなっている。

 寝返って以降は恵比留高校が他校を弱体化させている方法など様々な内部情報をもたらし、物語終盤には危険を顧みず同校へ潜入、闇野の計画を暴くなど大活躍を見せた。

ランダムイベント『淑女の心意気』

 北雪高校理事長の円城寺理香子が来校。呼びつけた野球部マネージャーの久根美亜と御厨真歩に対し、戦う女性がより美しくなるような指導を行うと告げた彼女は、特に真歩から男の指図で動く女が放つ卑屈なオーラが出ていると指摘し、ビシビシ鍛え上げてやると高らかに宣言。自立した女性の在り方や女性の果たすべき役割などについて長々と講釈を垂れた後、満足して帰って行く。

 「チッ、なんなのよあの女。人の気も知らないでペラペラと」と不満タラタラの真歩は、主人公や久根と別れてからも、「なにが男に指図された卑屈なオーラよ!好き勝手言ってくれちゃって!」と怒りが収まらない様子。そうするしか選択肢がなかったのだ、とやむにやまれぬ事情があったことをポツリほのめかすのであった。

・・・仕方ないじゃない。私には初めから選択肢なんてなかったんだもの。

恵比留高校パワーアップシナリオ

 やはり闇野によって魂を抜かれた状態で登場。ルミナに対してはよく懐いた様子を見せるなどしていたが、5月2週のある日、どういうわけか感情を取り戻し、「待て!」「逃がさない!」「返せ!私の魂!」と激昂しつつ彼女を追跡。辿り着いた恵比留高校の地下にて頭部を殴打し気絶させるも、駆け付けた闇野により再びソウルジェイルに魂を吸い取られてしまう。
 その時、ルミナの身体は半分消えかかっていたのだが、真歩の魂エネルギーがソウルジェイルから送られたことで元通りの姿に。目の当たりにした信じられない現象について考え込んだ闇野は、「御厨がルミナを襲ったのも、おそらくルミナの中に御厨の魂のエネルギーを感じて、それを取り戻そうとして・・・」と結論付ける。

 その後、真歩の魂エネルギーがルミナの肉体を形成していたということを裏付ける描写がさらに示されることとなる。

6月4週に「心に正直になれ」を選んだ場合

 甲子園優勝を果たした直後、ルミナが消滅すると同時に魂を取り戻した真歩が登場。部員全員を前に自らの犯してきた罪を告白しようとする闇野を庇った後、その理由について、決して許したわけではないが、自らの魂を取り戻せたのはルミナのおかげだし、魂のエネルギーを返してもらったとき、最期の瞬間まで闇野を想うルミナの温かい心を感じ取ったので、今回は彼女に免じて見逃すと語る。

・・・私が自分を取り戻せたのはルミナさんのおかげ。
エネルギーを返してもらったとき、ルミナさんの想いが伝わってきました。
最後まであなたを気づかって・・・あなたへの想いにあふれていました。
あなたのことは許していません。ですが、ルミナさんに免じて今回は見逃してあげます。
・・・進んでください。ルミナさんの分まで。

6月4週に「弱い心と決別しろ!」を選んだ場合

 甲子園2回戦突破後、通常恵比留同様エビルキャップを被るか否かの分岐が発生。被った場合は御厨に関して通常恵比留からの変化は特に見られないが、被らなかった場合、闇野が最後まで手元に残していたソウルジェイルに真歩由来の魂エネルギーが収められていたことが判明する。恐らくはルミナと訣別した際に用いたソウルジェイルであると思われる。

新規作成日: 2020/10/18 16:27
最終更新日: 2023/01/09 21:05
最終更新者: 匿名ユーザ
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