きりさきれいり
霧崎礼里

編集 履歴

登場作品 パワプロアプリ
登場シナリオ 恵比留高校編 , 天空中央高校ダークエンジェル編
所属 ゲノム大附属中学→恵比留高校、天空中央高校、ラズベリー高校
ポジション SS(メイン)、2B(○) / CB(メイン)、DMF(○)、LSB,RSB(△)
利き手/足 右投右打 / 右足
誕生日 不明

概要

 現状パワプロ最強女性野手の名をほしいままにしている内野手。走攻守いずれにおいても能力値がB以上の5ツールプレイヤーで、特に足に関しては、走力A88に盗塁◎(盗塁A)と全イベキャラの中でもトップクラス。アプリでの能力査定値はS1の101で、何と秘められた力を解放した神良美砂(S99)すら及ばない。
 最大の特徴は何といっても人の心が読めること。時には相手の投げてくる球種さえわかってしまう。しかし、日常生活では流れ込んでくる他人の感情や思考に煩わされることとなり、容姿へのコンプレックスや過去のトラウマも相まって、常に行動を共にする往田真威人以外との人付き合いを避けがちになってしまっている。
 基本的には合理的思考を好み、チームの和や自分の身を軽んじがち。突き放すような発言や歯に衣着せぬ物言いも多い。ただ、完全に心を閉ざしてしまっているわけではなく、こちらから熱烈にアタックすると結構素直に絆され心を開き始める。そうして心を開いた身内に対しては、世話を焼いて苦労を背負い込むことになることも。

 出身はゲノム大学附属中学校であり、ゲノム大学の関係者に特徴的な美しい白髪と白い瞳を持つが、彼女自身は烙印のようなものとして疎ましく思っている。
 また、矢部曰くすごくイイ体をしている(エッチじゃない意味で)とのこと。一流なのはボディだけではなく、野球に関する指導もプロのコーチかと思うくらい的確だという。

 人気投票では実装以来2位、3位、2位と高順位をキープ。別バージョンが出たキャラクターが大きく順位を落とすことが多い中、追憶バージョン実装直後の回でも5位に入るなど健闘しており、パワプロアプリを代表する人気キャラクターとなっている。






※※※以下ネタバレ※※※




実験の影響

 かつては、黒髪に茶色の瞳を持ち、くまのヘアピンがお気に入りという年齢相応の幼さを備えたごく普通の少女であり、学業優秀かつ運動神経抜群なことに加え、人懐こく朗らかで可愛いとあって、周囲に人の絶えない人気者であった。
 しかし、野球を上達させたい一心で「博士」と呼ばれる人物(系列校であるゲノム大学の研究者)の口車に乗って能力を高める人体実験を受けた結果、女子としては破格の能力を得た一方、「博士」には失敗作と切り捨てられた上、美しくはあるものの病的な外見へと変貌することになってしまい、今後どのような形で現れるかわからない副作用への恐怖に苛まれ続けている。ゆえに、自らの身体が傷付くことに無頓着となっており、投げやりとでも言うべき自己犠牲の精神を身に付けている。
 さらには、期せずして相手の心を読んでしまう能力まで獲得。取り巻きの同級生が抱く彼女への嫉妬心や屈折した思いを知ることとなり、人間不信にも陥ってしまっている。

 上述した外見、能力以外に、思考様式もまた大きく変化しており、人間不信や自己肯定感の低さから、チームの和・情緒・食事といった一般的に重視される概念・事物を軽視し、身内以外には容赦せずどんな目にも合わせていいと考えるなど、独特の価値観を持つようになってしまっている。

往田真威人との関係

 極力人を遠ざけようとする彼女だが、クールな表情の裏には良くも悪くも母性的な面が隠れており、身内と認めた相手のピンチには次々首を突っ込み、やり過ぎなほど献身的に手助けをすることもある(ダン&ジョン高校においても献身Lv.6のスキルを有する)。

 特に往田真威人とは中学以来の幼馴染で(一般的な感覚からすれば幼馴染とは言い難いが、本人たちがそう主張しているのでそのまま記載することとする)、多くの時間を共に過ごし、不器用な彼が問題を起こす度尻拭いをして回るなど、実験以前から母か姉のような役割を果たしていたらしいが、当時の関係性について詳細は不明である。
 しかし、「博士」の実験によって読心能力を手に入れて人を遠ざけるようになったことや、彼女の跡を追って往田も「博士」の実験を受け、失敗作扱いを受けたことで、安心して共に過ごせる存在、同じ苦しみを共有できる存在、さらには自らの存在理由の源として次第に往田への依存を強めていったことは想像に難くない。
 高校時代になると、もはや一心同体と言っても過言ではないほどとなり、食事にしろ野球にしろ何をするにもほとんど一緒。往田の魂が失われた際には、取り戻す手がかりを求めて天空中央高校をメチャクチャに引っ掻き回すなど、なりふり構わぬヒステリックな振る舞いを見せるほど執着するようになる。

 最後に、互いが抱いている具体的な感情について作中の描写から読み取れる範囲で述べておくと、彼女を追って実験を受けたり、彼女の写真を肌身離さず持ち歩いたりするなど、往田の方に関しては恋愛感情を抱いているという解釈の余地が一応存在する一方、霧崎の方に関しては、虹谷から「あの2人の関係はボクと姉さんみたいなものなんだろう」と評されるなど、家族へ向ける類の母性愛を往田に注いでいることが示唆されている

未だ残る謎

 追憶バージョンで語られた過去により、ある程度の謎は解消されたものの、新たに生じたor未だ残る謎も多いため、以下に列挙しておくこととする。果たして今後解明されるのであろうか……?

  • 「せっかく得られた自由な時間」と言っているが、いつ、どこで、どうやって行動の自由が制限されたのか。(cf. 全レアイベント『孤立か協調か』)
  • なぜ、囚われの境遇に対し異常なまでの共感を示すのか。(cf. Rイベント『霧崎を助けて』)
  • ゲノム大附属中学に言及する際、一度だけ「施設」と言ったのは何だったのか。(cf. Rイベント『霧崎を助けて』)
  • どういう経緯で往田と格闘術の訓練を積んだのか。(cf. コンボイベント『幼なじみってヤツは・・・』)

恵比留高校

メインスト-リー

 往田とともにゲノム大附属中から恵比留高校に進学しており、彼以外の部員とは距離を置いていたが、沢樹末璃の発案により部全員でお祭りに行ってからは多少打ち解けるようになった。
 「側近みたいなもの」と評されるほどキャプテンの闇野栄剛には従順で、頻繁に他校を偵察してはカメラでそこの野球部員を撮影し、魂を閉じ込めている。主人公がソウルジェイルの原理を知っているか尋ねたときには「お前が知る必要はない」と冷たく突き放すなど、自分たちが何をしているかは理解しているようだが、終盤までそれについて罪悪感を抱いたり引け目を感じることはなかった。
 そんな彼女もマントル辺境高校の堂江と主人公が結んだ友情を目の当たりにしてから心境や考え方が徐々に変化し始め、野球をするものは皆友達だという彼の思想に感化されて闇野の計画から手を引き、反旗を翻すようになる。そして迎えた夏の甲子園、主人公がエビルキャップの誘惑に打ち克つか否かで彼女の運命は大きく変わることになる……。

仲間との打ち解け

 孤立しがちな彼女らと懇親を深める為に沢樹主導でお祭りに出かけることになった際には、たこ焼きなどには興味を示さなかったものの、金魚すくいの金魚たちの囚われの身という境遇に共感し、助けるため瞬く間に10匹を掬い(救い)上げる。
 祭りのクライマックス盆踊りでは、沢樹に従って踊っているうちに陽気な気分になっていき、笑顔を見せるなど打ち解けた姿を見せ、主人公を安堵させる。
 迎えた2年秋季大会ではチームメイトともしっかりコミュニケーションを取れるほどまでになるが、残念なことに試合には敗れてしまい、春の甲子園への道は閉ざされてしまう。

闇野の変節

 秋季大会敗退後、恵比留高校はチーム強化のため強豪校との練習試合を増やすようになるのだが、手始めに対戦することとなったアンドロメダ学園との練習試合でも闇野の指示通り相手部員を撮影、その日を境にアンドロメダ学園は調子を崩すようになる。
 彼女はエビルキャップを被るようになってから尊大な振る舞いが目立つようになってきた闇野に様子がおかしいことを指摘するが、彼に突き放されて大人しく引き下がる。

離反

 新入生を迎え、夏の大会を見据えて行われた甲子園常連の強豪マントル辺境高校との練習試合でも相手キャプテンの堂江を撮影。後日堂江と交わした再戦の約束を果たすためと激しい練習に打ち込む主人公を見つめ、罪悪感を感じているのか憐れみを感じているのか悲しげな表情を見せる。
 マントル辺境高校が突然不調に陥ったことを知り、自分たちが対戦・偵察した高校が軒並み弱体化していることに疑念を持った主人公に問い詰められた彼女は、なぜ一生懸命敵の心配をするのかと反問。敵味方関係なく野球をする全員が友達で、友達の悪行は止めたいし、友達は困っているなら助けたいという主人公の答えとそれを受けた往田の友達なら助けねばという言葉に心を動かされ、偵察をやめるよう闇野の説得を図るも失敗し、これまではよくやってくれたが、足手まといになるようなら容赦なく切り捨てると言われてしまう。彼女は説得が失敗したことを主人公に伝え、闇野はもう止まらないし、偵察も他の誰かがやるから止められないだろうと告げる。
 以降甲子園を勝ち抜くまでは出番がないが……。

運命の分岐点

エビルキャップを被らない場合

 甲子園準決勝後往田と共に恵比留高校地下のソウルセメタリーを破壊して皆の魂を解放後、主人公の下へ駆け付けて闇野を捕縛し、円卓高校とのわだかまりない決勝戦を実現する。

・・・お前が言った言葉がどうしても忘れられなくてな。
野球をする全員が友達、だろう?
その言葉、信じようと思ってな。

エビルキャップを被る場合

 エビルキャップに魅入られてしまった主人公と対峙。彼女を庇った拍子に往田の魂がソウルジェイルへ閉じ込められてしまい、激昂して飛びかかったその時、エビルキャップのタイムスリップに巻き込まれて一緒に時間を遡ってしまう。
 時間遡航した先でも往田の魂は失われたままで、どんな手を使ってでも魂を取り戻すと彼女は誓う(普段は真威人呼びなのにここはなぜか往田呼び)。
 このルートが天空中央高校強化のシナリオに続くと考えられているが……。

往田!私が必ず元に戻してやる!
どんな手を使ってでも!

その他

  • 恵比留限定で御厨真歩のバッドエンドにも登場。彼女の魂が完全に失われてしまったことを主人公に告げ、自分がなんとかするから首は突っ込むなと言い残し、廃人と化した彼女を連れ去っていく。
  • 往田真威人のSRイベント1回目で、「彼女」の選択肢を選ぶと、彼が肌身離さず霧崎の写真を持ち歩いていることが判明する。

ランダムイベント

  • 食事をただの栄養補給としかとらえていない、主人公が彼女のスマホを壊した際には「壊れたのなら、取り替えるだけのこと。私たちと同じだ」と発言するなどのエピソードは、これまで過ごしてきた環境の凄まじさを思わせる。
  • 闇鍋パーティーではカレールーを投入した矢部に「味がごまかされる」と怒るなど意外と所帯じみた一面を見せる。また、自ら捌いて亀肉を調達したらしく、サバイバルの知識も中々に備えている様子。
  • 主人公のメンタルを鍛えようという話になった際には、どこで覚えたのか関節技をかけてくれる。人によってはご褒美。
  • カメラを向けられた際にはガチガチに緊張するなど可愛らしい一面をのぞかせる。

天空中央高校ダークエンジェル編

メインストーリー

静かにしろ、クズども!

 往田の魂を取り戻す手がかりを求め天空中央高校に潜入。黙って虹谷らの魂を抜いて観察するだけに止めておけばいいものを、わざわざエンジェルナイン計画を乗っ取りにかかり、大変悪目立ちしてしまうこととなった。
 作中の描写から判断するに、そんな強硬手段に打って出たのは単純にチャラチャラした天空中央高校野球部が気に食わず、虹谷がキャプテンという状況が我慢ならなかったというのが濃厚。甲子園決勝前の掛け合いでは「本来の実力なら、ミスター・ファウルはお前のような軽い男に負けはしない!」と敵意(さらに言えば純粋な軽蔑)を剥き出しにしている。

クーデター

 なぜか闇野が手を出さなかった天空中央高校に目を付けた霧崎は、SMクラブの女王様のような仮面を着用して変装し、ミス・レイリーと名乗ってエンジェルナインに潜入。東雲曰くファッションは個性的だが話すと実に知性的、虹谷曰くミステリアスでアダルトと好評を博する。また、抜け殻となった往田もミスター・ファウルと名乗らせて野球部に入部させている。
 秋の大会決勝でチームワークの綻びから敗北を喫した野球部にエンジェルナインを率いてクーデターを起こし、部の実権を掌握。罵倒とハードな練習メニューで恐怖政治を敷き、仕上げに虹谷をキャプテンから追い落としてファウルをその座に据える。

つまらん言い訳は無用だッ!この負け犬がッ!

襲撃

 虹谷神成東雲の3人が会合しているところにソウルジェイルを持って突入、彼らの魂を吸い尽くす。
 しかし、神成東雲がそれぞれ独自の方法でソウルジェイルの呪縛を早々に解いてしまい、それを知った彼女は深く驚いて残る虹谷の復活からヒントが得られないか期待をかけ、積極的に彩理の相談に乗ろうとする。

失脚

 そんなこんなで虹谷の魂が戻らぬまま夏の地方予選が残り1ヵ月に迫る。大好きなものがきっかけで魂が戻るかもと東雲と神成が集めた女子に囲まれているところをひかりに見咎められ、鉄拳制裁を受けたことによって虹谷は復活。リベンジマッチだとファウルに紅白戦を挑む。
 試合形式にしたことで、ファウルはフィールディングやクイックなどの細かい技術が未熟なことが露呈し、これ以上晒し者にしないでくれとレイリー側から降参を申し出て一件落着。ファウルはキャプテンの座から陥落してしまう。

甲子園決勝

 2人は天空中央から去るも、どうやったのかラズベリー高校を甲子園決勝へと導き、天空中央ナインの前に再び立ちはだかる。曰く、天空中央から去ったのは「やらなければならないこと」(おそらく闇野が行方不明になり恵比留の全野球部員が入院することになった事件に関連)があったことに加え、ファウルの雪辱を果たしたかったのが理由とのこと。

あの紅白戦は不本意だ!
本来の実力なら、ミスター・ファウルはお前のような軽い男に負けはしない!

 優勝すれば魂が戻るかもという期待もむなしく、天空中央高校に敗れてしまった彼女は、落胆しつつも「・・・心配するな。私は決して諦めないぞ。いつまでも一緒だ」と決意を新たにするが、その時往田が魂を取り戻し、彼を深く抱き締めて喜びに浸る。そして、そこへやってきた虹谷と主人公に闇野の脅威について、いつか誰かが滅ぼすだろうが、それは自分たちでも天空中央でもなかったと謎の言葉を残して退場するのであった。

 ちなみに、虹谷彼女と往田の関係は自分と彩理の関係に似ていると評し、今回の件は他人事には思えないとあれだけのことをされておきながら意外に同情的な反応を示している。

恵比留高校パワーアップシナリオ

ルート分岐前

 霧崎に関して言えば、概ね通常シナリオと変わらないが、他部員と打ち解けるようになったきっかけがルミナ主催のカラオケになった。また、4月1週の定期イベントでは、少年闇野の愛くるしさに思わず彼を抱き締めてしまうなど、やはり母性らしきものをのぞかせる。

すまない・・・つい・・・
(闇野を抱き締めた際の一言)

ルート分岐後

闇野更生ルート

 甲子園優勝を果たした後、ルミナと別れを済ませた闇野、そして魂を取り戻した御厨の心を読んだのか、彼らを追及する代わりに闇野を胴上げしようと煽動。笑顔で優勝を祝う。

闇野ループ継続ルート

 通常シナリオと同様、甲子園2回戦突破後に主人公を誘惑する闇野を往田と共に制圧するが、通常シナリオと異なり主人公からの説得を受けていないにもかかわらず、「野球をする全員が友達、だろう?」と彼に感化されたかのような言葉を残すため、少々違和感がある展開となってしまっている。

主人公闇堕ちルート

 通常シナリオと同様、エビルキャップに魅入られた主人公と対峙。往田が魂を抜かれたことに激昂し彼に飛びかかるも回避されてしまう。飛びかかってくることは既に知っていたと告げられ、「真威人・・・闇野・・・誰か・・・」と恐怖に顔を歪めつつ魂を抜かれてしまう。

ふふふ、霧崎、お前が飛びかかってくることは知っていたんだよ。
ここでお前に下手な動きをされたら後々面倒なことになるからな。特に円卓のヤツらが・・・ブツブツ・・・

ああ、すまないな。何のことかさっぱり分からないよな。
どのみち、お前はここで魂を抜かれるのだから知る必要もない。
意思のない人形になって、往田とともにオレの兵士として役立ってくれ。
じゃあな、霧崎。

イベキャラ

通常バージョン

驚異的な身体能力の女子選手。常に冷静で滅多なことでは驚かない。口数は少ないがはっきり意見は述べる。相手によっては冷たい態度を取る事も。
(パワプロアプリN~PRのプロフィールより引用)

走攻守あらゆる局面で活躍する選手。相手の心根が読めてしまうため、他人と関わり合いになるのを避けている。往田真威人と同じ中学校出身。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより引用)

ユニークボーナス:白き刃

自己紹介

 霧崎の好守に助けられた主人公は感謝を伝え、見事な反応と動きだと褒め称えるも、「用はそれだけか?」と素っ気ない反応。もっと彼女のことを知りたいのだとコミュニケーションを続けようとしても、髪や目の色について何か言いたいことでもあるのか、目障りならそう言えと因縁をつけられてしまう。それでもめげずに、仲間として仲良くしたいだけだと弁解するが、その必要はないとすげなく拒絶されてしまうのであった。

全レアイベント『孤立か協調か』

 練習に身が入らない様子のチームメイトを見た霧崎は、腑抜けた連中と練習をしても効率が悪く時間のムダだと練習を抜け出してしまう。そんな彼女に主人公がかけた言葉は……。

  • 「みんなと仲良くしよう」を選んだ場合、部員とは仲良くした方が良いよと忠告するが、どんな考え方や個性を持つ人間とも円滑な人間関係を築けるのかと問われることに。仲間である以上は可能だと啖呵を切りつつ、勿論霧崎も仲間なんだから自分としては仲良くしたい、待ってるから気が向いたら戻ってきてくれと優しく返答。意外と直球の押しに弱い彼女は、素直に練習へ戻るのであった。
  • 「ちゃんと注意しよう」を選んだ場合、注意したら良かったじゃないか非難するも、そんなことに手間をかけるよりも1人で練習した方が良い、チームが大切と言う割に自分は注意しないんだなと反論されてしまう。痛い所を突かれ、ムキになった彼が注意して戻ってくると、彼女はとっくにいなくなっていたのであった。
  • 「空気を読もう」を選んだ場合、空気は読むべきだと注意するが、「たるんだ空気に合わせて手抜きの練習をしろと言うのか?」「時間の無駄だ。私は自分の時間を1秒も無駄遣いするつもりはない。・・・せっかく得られた自由な時間なのだからな」と受け容れることなく彼女は立ち去ってしまう。そのまるで自由な時間がこれまでなかったかのような言い回しに、主人公は違和感を覚えるのであった。

Rイベント『霧崎を助けて』

1回目

 河川敷でランニングをしていた主人公は、男2人組に絡まれている霧崎を発見。さらにもう1人の男がうずくまっていることに気付き、彼女がやったのか尋ねてみると、「ああ、先制して撃退した。悪意をもって声をかけてきたようだったのでな」と肯定の言葉が返ってき、それは早計ではとゲンナリ。結局残りの2人組が襲いかかって来ようとしたため、慌てて逃げる羽目になる。
 なんとか男たちを撒いて一息つくと、「アイツらの狙いは私だ。なぜ1人で逃げなかった?」「私に恩を売って見返りに何を求めている?」などと合理的思考を元に問い詰められるが、「あんな状況で、置いていけるワケがないじゃないか」「放っておけなかっただけだよ」と繰り返し感情に訴えて納得してもらう。さっきの諍いで神経が過敏になっているのかと考えた主人公は、どこかへ連れて行ってリフレッシュさせてあげようと考えるが……。

  • 「癒しの場所」を選んだ場合。どこか癒される場所に行こうと提案すると、霧崎の方からペットショップに連れて行ってくれる。しかし、彼女は主人公そっちのけで犬猫の心を3時間じっと動かずに読み続け、「・・・分かるぞ、お前の気持ち。ずっとオリの中にいるんだな。私も、お前も」などと深く共感。この謎の会話はいつまで続くのかと主人公を苦笑いさせるのであった。(イベント終了)
  • 「静かな場所」を選んだ場合。静かな場所に行こうと釣り堀に連れて行くことに。早速彼女は大物を釣り上げ、大はしゃぎする主人公であったが、「さて、静かな場所で心を落ち着かせると言ったのは誰だったか」と冷静にツッコまれてしまうのであった。
  • 「騒げる場所」を選んだ場合、パーっと騒げる所でストレスを発散しようと誘うが、人の視線は苦手だと嫌がられる。実際キレイな見た目だから目立ってもしょうがないとフォローするも、「たとえキレイでもこんなものは必要なかった・・・望まない力の代償だからな」と霧崎は語り、去って行ってしまうのであった。(イベント終了)

2回目

 ナンパから助けてもらった上、釣り堀で得難い経験をさせてもらったお礼として、練習に付き合ってくれるという霧崎。下記の通りやけに大袈裟な言い回しをしたため、「この間は楽しかったからお礼に一緒に練習する」と言えばいいと教えられ、「そういう交渉の方法もあるのか」と中々にズレているものの、一応納得。結局頼まれてノックをしてやることになるが……。

助けてもらったうえ得難い経験をさせてもらった。
対価は・・・私の体で返す。

私は施設・・・いや中学で学んだんだ
与えられたもの全てに代償が求められる。どんな過酷なことでも受け入れろ、とな。

  • 成功パターンでは、見事なキャッチを披露。ノックをありがとうと感謝され、見返りのつもりでやったノックでまた感謝されてしまったと困ってしまう霧崎だったが、一緒に満足な練習が出来たならそれでいいのだ、また一緒に練習しようと言われ、受け容れるのであった。
  • 失敗パターンでは、エラーを犯してしまい、落ち込む羽目に。この程度で音を上げているとこの先生き残れないぞと激励してくる霧崎だったが、続けて「切り捨てられて処分されないだけ恵まれているがな」と暗い過去を仄めかすのであった。

SRイベント『代わりのきかない仲間』

1回目

 ボール球に決して手を出さない霧崎に、「まるで配球が見えてるみたいだ」との感想を抱く主人公。自らの身体目がけて投げ込まれたボールを避けようともしなかった彼女を心配して理由を問い質すと、「もちろん、出塁できるからだ」の返事。それでも直撃はケガのリスクが伴う、もっと自分の体を大事にすべきだと説教を垂れるが、結果的にチャンスになったので問題ないと彼女は決して折れず、「ああもう、霧崎って自分の傷には無頓着なんだな。こっちがヒヤヒヤするよ」とゲンナリするのであった。

2回目

 先日負ったケガが響いてエラーを犯してしまった霧崎。心配してその腕を検めた主人公は中々に腫れあがったそれを見てどうすべきか思案するが……。

  • 「ここで手当てをする」を選んだ場合、その場で応急手当することに。自分に構っても何の得もないし、代わりなんていくらでもいるだろうという卑屈な態度を取る霧崎だったが、「なにバカなこと言ってるんだ!ずっと一緒にやってきた仲間なんだ!代わりなんているワケないだろ!」と一喝され、彼への信頼が芽生え始めるのであった。
  • 「保健室に行く」を選んだ場合、「行きたくない」と明確に嫌がる霧崎を無理やり保健室へ連行。手当を終えた彼女は、部屋の雰囲気が中学時代を思い出させると言い、自らの暗い過去について少しだけ語ったところで話をストップ、そそくさと帰ろうとする。まだ休んでいた方がいいと制されるも、「ここにはいたくない!!」と珍しく感情を昂らせ、彼を振り切ってしまうのであった。(イベント終了)

ゲノム大学附属中学校
そこで、能力を高める実験を・・・
その影響で私の体は変わってしまった。

  • 「病院に行く」を選んだ場合、大したケガでないと判明し、一安心。診察した医師に主人公と付き合っていると間違えられたらしく、「そんなふうに見えるのだろうか?」と珍しく照れてみせる霧崎であったが、「霧崎と恋人同士っていうのもなかなか・・・」と浮かれる彼の心が読めたのかすぐに我に返り、これ以上誤解を招くのも厄介だと突き放すような態度を取るのであった。(イベント終了)

しかしあの医者、お前のことを私の恋人か何かだと勘違いしていたな。
私は否定したのだが・・・信じていなかったようだ。そんなふうに見えるのだろうか?

3回目

 ビハインドのまま突入した紅白戦の最終回、霧崎の打席。内角にすっぽ抜けた球を見事に避けてみせた彼女は、見事チャンスメイク。打席を迎えた主人公に初球はど真ん中だとアドバイスを与えるが……。

  • 失敗パターンでは、主人公は良い当たりを放つもピッチャーライナー。せっかくのアドバイスを活かせなかったと霧崎に謝ると、自分の助言が甘かったので、結果が失敗でも仕方ないとの返答。少しは仲間として認めてくれたみたいなので、もっと頑張らないとと気を引き締めるのであった。
  • 成功パターンでは、主人公は見事逆転の一打を放ちヒーローに。アドバイスのおかげだと霧崎に感謝すると同時に、なぜいきなりあのタイミングでアドバイスしてくれたのかと尋ねると、彼女は仲間と言ってくれたお礼だと照れながら答えるも、感極まってスキンシップを取ろうと近付いた彼を「そういうのはよせ。まだ・・・認めたワケではない」と制するなど、完全に打ち解けてはいないことを強調してくる。気を取り直して、的確に相手投手の投じるコースを見抜いた観察眼を褒め称えられ、自らが有する読心能力の秘密を明かしはにかんでみせるが、あまりに信じがたい内容に困惑する彼の反応を受けて「すまない、今のは忘れてくれ」と撤回。本気なのか冗談なのかはわからないが、どちらにせよそういった話をしてくれるぐらい心を開いてくれたのだと喜ぶ主人公なのであった。

以前、お前は私のことを仲間だと言ってくれたな。
だから、その・・・礼だ。

実は私には相手の心を読むという少しばかり特殊な能力があるんだ。
相手の敵意や狙いがなんとなく分かるという程度だが、その力で配球もなんとなく予想がつく。
望んで得た力ではないが・・・野球には役立っているな。

追憶バージョン

中学生時代の霧崎礼里。くまのヘアピンがお気に入り。これは回想時の姿で、サクセス中は高校生の姿で登場する。
(パワプロアプリR~PRのプロフィールより)

ゲノム大学附属中学校時代の霧崎礼里。実験前は瞳も髪の毛も黒く朗らかな性格だった。これは回想時の姿で、サクセス中は高校生の姿で登場する。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)

ユニークボーナス:ロストピリオド

 人気投票で3年連続トップ3入りというユーザーのアツいラブコールに応えたのか、配信2500日と新モード・パワクエ実装を記念したキャンペーンにおいて突如実装(諏訪野君子と同時)。謎は未だ残るものの、彼女の過去を垣間見ることができる。

毎年上位に入っていてとまどうのだがさすがに何か結果を出さないといけないな。
・・・投票には感謝している。
(第6回パワプロ人気投票の上位入賞者コメントより引用)

別Verイベント『思い出の日常』

 練習中、自分に張り合ってきた主人公を見て、かつて同様に張り合ってきた男の同級生がいたことを回想する霧崎。

~~~回想始まり~~~

 守備練習にてナイスキャッチを披露し、「よし、絶好調!」と笑顔を浮かべる中学時代の霧崎。取り巻きの女子に「やっぱり礼里ってすごい!」「男子顔負けよね!」とヨイショされ、ご満悦の様子。
 そこへ現れたモブ男子に「そのくらいで喜んでるなんてたいしたことないな」「オレならもっと華麗に守れるぜ」と絡まれ、千本ノック勝負を執り行うことになる。

~~~回想終わり~~~

 結局、勝負は彼女の完勝に終わったとのことで、「昔からすごかったんだな」と主人公は感心。同時に、その同級生男子について思う所があって一言コメントしようとするが……。

  • 「かわいそうだな」を選んだ場合、容赦なく負かされてかわいそうだなと感想を述べることに。すると、彼女は元々大きな実力差があったのだが、その差がさらに開いて行くうちにどんどん疎遠になっていったと述懐。ふと寂しげな表情を浮かべて話を切り上げようとし、もっと聞きたいとせがむ主人公には、「これ以上サボっているとお前も私についてこられなくなるぞ」と突き放すのであった。
  • 「霧崎が好きだったのかな」を選んだ場合、選択肢の通り霧崎のことが好きだったのかなと言ってみることに。すると、「・・・だろうな」と頷かれ、気付いておいてスルーしたのかと驚愕。向こうが言ってこないのにこちらから言うこともない、察して欲しかったのかもしれないが、そういうまどろっこしいのは苦手だと淡々と述べる彼女を眺め、「・・・こうやってフラれてきたヤツたくさんいそうだな」などと内心考えるのであった。

SRイベント『代わりのきかない仲間』

1回目

 捨てたはずのくまのヘアピンを往田から受け取った霧崎。なぜか彼のカバンの中から見つかったらしい。(※デッキに往田をセットしているか恵比留高校でプレイしている場合、このくだりが追加される)
 往田が去った後そのまま佇んでいるところに現れた主人公は、ヘアピンについて何かコメントすることになるのだが……。

  • 「かわいいな」を選んだ場合、「それ、かわいいな。霧崎に似合うんじゃないか?」と言うことに。中学時代身に付けていたとのことで、「私が子供っぽいとでも言うつもりか?」と急に言いがかりをつけられることとなり、慌てて否定。霧崎は、心を読んだのか「・・・いや、こちらこそすまん。素直にほめてくれたんだな」と素直に謝りつつも、「だが、今の私にはもう似合わない」とだけ呟いて去って行ってしまうのであった。(イベント終了)
  • 「古いな」を選んだ場合、古いもののようだが、物持ちがいいのだなと言うことに。中学時代身に付けていたヘアピンであり、失くしたと思っていたらたまたま見つかったとのことで、つい気になって「中学の時の霧崎ってどんな感じだったんだ?」と重ねて質問すると、返って来たのは「そうだな・・・少しは明るい性格だったかもしれん」「あの頃はまだ未来に希望があると信じていたからな」という含みのある答え。虚を衝かれ、話を一方的に切り上げ去って行く彼女をただ眺めるしかない主人公なのであった。

2回目

 あれ以来霧崎の中学時代が気になって仕方がない主人公は、練習中の彼女に話をせがむ。「・・・聞いて面白い話ではないぞ」と前置きしつつ彼女が語ったのは、以下のようなエピソードであった……。

~~~回想始め~~~

 ゲノム大学でスポーツ医学の研究者をしているという「博士」と呼ばれる人物に、見所があるので実験に参加しないかと誘われた彼女は、野球を上達させたい一心で同意。
 サイクロプス(X-MEN)のようなバイザーを装着した多数の研究員に見つめられながら実験を受けるという異様なシチュエーションに腰が引けた彼女だったが、「もったいない!男子にも負けない力が得られる貴重なチャンスだというのに」「誰にでも与えられる機会じゃないってコトは理解できているかい?このチャンスをみすみす逃すのかね?」と迫られ、実験を受けることを再び決意する。

~~~回想終わり~~~

 すごい環境だったんだなと呑気に驚いてみせた主人公は、気分が悪くなったと休憩に向かう彼女を眺めつつ、「やっぱり聞かない方がよかったかな。でも・・・」と呟くのであった。

3回目

 遅くまで練習に打ち込む霧崎は「今日の霧崎は度を越してる」と主人公に心配され、「お前が昔を思い出させたせいで余計な記憶を掘り返してしまった」「こうして練習に没頭しようとしていたのに・・・」と睨みつけるが、記憶は否応なしに蘇り……。

~~~回想始め~~~

 実験を終えた後の彼女は、話しかけてきたモブ男子(別Verイベントの男子と同一人物?)や取り巻きの女子と何気ない会話を交わすが、その時、「ちぇっ、オレは野球やってても一生コイツには勝てないんだろうな」「男子はみんな礼里にいくのよね」「コイツの運動神経どうなってんだ?最近、化け物じみてて恐いよ」「勉強でも運動でも目立って・・・最後は全部礼里が持って行っちゃう」と2人の本音が脳に流れ込んでき、混乱。「い、いや・・・こ、来ないで!」と叫び、その場から逃げ去ってしまう。
 「博士」に相談しようとラボに駆け込むも、彼と研究員の会話から、今後自分の髪色や瞳の色が変化していくこと、自分は失敗作と判断されており実験の継続は困難であること、予想外の副作用も起こりうるが、「博士」がそれを「別の用途に活かせるかもしれないよ」と面白がっていること、自分の跡を追って往田が実験を受けており、彼もまた失敗作扱いを受けていることを知り、「失敗・・・副作用・・・私はどうなってしまうの?」と大きな不安に苛まれる。

~~~回想終わり~~~

 それからしばらくして髪の色も瞳の色も白くなったと彼女は語り、似合わなくなったヘアピンを捨て過去を忘れたつもりになっていたが、それでもやはり自分がこれからどうなっていくのか怖くてたまらないどうせダメになる体なのだから自分のことは放っておいてくれと主人公を突き放そうとするが、見過ごせるはずがないだろうと食い下がられてしまう。ヒステリーに陥った彼女は、「黙れ!お前も恐いんだろう、こんな私が!」と彼目がけてボールを投げつけてしまう(肩力B79)が……。

それからしばらくして髪も目も変わってしまった。
似合わなくなったヘアピンも捨て過去を忘れたつもりでいたんだ。
それなのに・・・

恐いんだ。これから自分がどうなっていくのか・・・
どうせ壊れる体ならどうなってもかまわない。
お前も、私のことなど放っておけ。

黙れ!お前も恐いんだろう、こんな私が!

  • 成功パターンでは、至近距離で投じられたにもかかわらずキャッチしてみせた主人公は、「・・・なんとなく分かったんだ。霧崎が投げてくるってことがさ」と一言。続けて、彼女を怖いなんて思ったことはないが、そうやって無茶していなくなってしまうのは怖いと素直な思いを伝える。彼の真心が届いたのか、落ち着いた彼女は、帰って頭を冷やすことにすると言い、「明日から、またがんばればいいさ。オレもいっしょにがんばるよ!」との温かい言葉に、「そうか・・・ありがとう」と呟くのであった。
  • 失敗パターンでは、避けようとした主人公が転倒したことで彼女は我に返り謝罪。頭を冷やしにその場を去るのであった。

エピローグ

霧崎の評価が一定以上の場合

 プロ入りを決めた主人公を祝い、「お前と一緒に野球ができてよかった」との言葉を贈る霧崎。色々過去について聞いたことで、よく知ることができて良かったと言われ、やはり副作用への不安があるのか、ふと「もし私が今と違う姿になっていても○○は気づいてくれるかな?」と質問。「なに言ってるんだよ。霧崎のことが分からないはずないさ」との答えに、「・・・ありがとう。また会おう、○○」と笑顔で再会を約束するのであった。

霧崎の評価が一定未満の場合

 プロ入りを決めた主人公を祝い、「お前と一緒に野球ができてよかった」との言葉を贈る霧崎。色々過去について聞いたことで、よく知ることができて良かったとと言われた彼女は、「これから先、お前のような・・・友人と巡り会えるかどうか不安だがな」と躊躇い混じりに彼を友人と認めつつ今後への不安を語り、「大丈夫だって。霧崎ならうまくやっていけるさ」という励ましに、「・・・そうだといいな」と無理に笑顔を作って答えるのであった。

恵比留パワーアップシナリオ闇堕ち時の特殊エピローグ

 闇野からエビルキャップを受け継ぎ、悪の道へ堕ちた主人公に、かつて抱いていた希望と率直な失望を伝え、去る霧崎。主人公は、そんな彼女の後姿を見つめつつ、「今さら何を怒っているんだか。面倒だし、今すぐ片付けちゃうかな」「まあ、焦らなくても向こうの動きを待っていればいいか」と邪魔者を排除するための算段を立てるのであった。

誰にも言ったことのない私の過去・・・お前とはわかり合えると思ったのに
お前には失望した。

コンボイベント

『幼なじみってヤツは・・・』

 紺野美崎とのコンボイベント。主人公と紺野の会話を小耳に挟んで、2人は幼馴染なのかとは興味を持つ霧崎。付き合いは中3からだが何となく幼馴染のような感じになっていると説明され、自分にも中学以来の連れ合いがいるが、それは幼馴染と言うのかと尋ねる。長いこと一緒にいるのだし、腐れ縁よりは幼馴染と呼ばれたいという紺野の意見に確かに幼馴染の方が響きがいいと同意し、幼馴染というのは特別な存在なのかと重ねて質問。肯いた紺野から水を向けられた主人公の意見は……。

  • 「人それぞれだよ」の選択肢では、そんなの人それぞれだと煮え切らない返事。すると色んなことを知っている自分にそんな適当なことを言っていいのかと紺野は拗ねたフリをしてみせ、暴露話を始める素振りを見せて慌てた主人公に制される。そんな2人のイチャイチャを見て「おいそれと口外できない闇を抱えているのは普通なんだな」となぜかほっとした様子の霧崎に「クールな霧崎さんの闇って気にならない?」と興味を惹かれた彼女は、主人公の恥ずかしい話と交換で教えてくれないかと持ちかけるが、「まったく興味がない」と突っぱねられてしまうことに。なんだかんだでショックを受ける主人公なのであった。
  • 「特別だよ」の選択肢は、紺野と付き合っているか否かによって内容が変化。
    • 付き合っていない場合、勿論特別だが幼馴染と言うより同じ目標を持つ同志だと主人公は返答。自分と幼馴染の関係も同志と言えるが、そんな2人がお互い親密であるのも普通のことかと霧崎はさらに質問を重ね、普通だとの答えに、自分たちも『普通』に馴染めているんだと安心したように呟く。加えて、普通かどうかはわからないがチームには馴染めていると評され、珍しく素直に喜ぶのであった。
    • 付き合っている場合、イロイロあった結果、紺野とはもうただの幼馴染ではなくなったと主人公はノロケ出す。すると、自分も幼馴染とイロイロあったと言い出した霧崎は、そのイロイロについて語るのだが、言い回しがイチイチ紛らわしいため、男女の情事について話していると勘違いした2人を大いに慌てさせることとなる。しかし、結局格闘術の訓練の話だったことが判明。主人公をゲンナリさせるのであった。

『幼なじみの静かな時間』

 通常バージョン、追憶バージョンどちらでも発生する往田とのコンボその1。
 昼休み、往田と霧崎が2人で空き教室に入っていくのを見かけた主人公は不純異性交遊を疑うが……。

  • 「現場を押さえる」の選択肢では、何をしているのか扉越しに覗き込もうとするも、即座にバレて捕まってしまい、のぞきとは趣味が悪いと白眼視されタジタジ。結局2人は弁当を食べていただけだということが判明し、あらぬ疑いをかけたことを謝罪した主人公であったが、無言のまま迫ってきた往田に怯えて一目散に逃げ去ってしまう。しかし往田はトマトをおすそ分けしようとしていただけであり、「真威人はお人よしだな」と霧崎はほっこり笑顔を見せるのであった。
  • 「現場を取り抑える」の選択肢では、主人公は現場へ突入するも、2人はお弁当を食べているだけで、「真威人と2人で静かに弁当を食べたかっただけだ」と霧崎。良からぬことをしているのかと思ったと言われ、ムッとする彼女であったが、「・・・構わン」と往田が許したために矛を収める。さらに往田に椅子を差し出され、昼食に付き合うことになった主人公は、無言の空間に耐えかね何か話題を振ろうとし……。
    • 「往田の弁当が気になる」では、往田の弁当箱がバキバキのボコボコなことに気付き、彼は不器用だからと霧崎からの説明を受ける。しかし、親切心から弁当のミカンをおすそ分けしようとしてきた往田に、力加減を間違えた結果顔に果汁をまぶされてしまい、それを拭こうとする彼からさらに痛めつけられる羽目になってしまうのであった。
    • 「霧崎の弁当が気になる」では、霧崎が既に弁当を食べ終えていることに気付き、なるべく時間を無駄にしないよう栄養補給は迅速に済ませるようにしているとの説明を受ける。また、その一方往田がやたらゆっくりと食べていることに関しても、よくこぼしたり箸を折ってしまったりするから落ち着いて食べた方が良いとの説明を受けていると、言ったそばから往田が弁当箱を潰して服や机を汚してしまう。すると彼女はまるで彼のママであるかのように甲斐甲斐しく掃除をしてあげる姿を見せ、2人の関係性に一種の尊さを感じた主人公は大いににやけるのであった。
    • 「2人の関係が気になる」では、やはりただならぬ関係なのでは、とからかってみることに。すると往田からただの幼馴染だとの返事。また、わざわざ無人の教室まで来た理由については「せっかく誰にも急かされずにまともな食事ができる時間なんだ。ゆっくり過ごしたい」と霧崎から説明される。普段は特に話すこともなくただ2人静かに過ごしているとのことで、往田が主人公に気を許していることを見抜いた彼女は、邪魔しないなら一緒に昼休みを過ごしても良いと許可を与えてくれ、以心伝心の2人に舌を巻く主人公はお言葉に甘えてお邪魔することにするが、ただただ続く重苦しい静寂に耐えかねて音を上げるのであった。

言ってるそばから・・・真威人、また弁当箱を潰したのか。
ほら、服や机が汚れてしまっている。じっとしてろ、拭いてやるから。
あ、こら!真威人、落ちたものを拾って食べるんじゃない!

『幼なじみの長い時間』

 追憶バージョンのみで発生する往田真威人とのコンボその2。
 バットを吹っ飛ばしてボール籠をひっくり返してしまった往田の後始末をする主人公と霧崎。彼女は、手伝おうとする往田に「お前がやると余計に散らかる。そっちで休んでいろ」と言いつけるが、「オレもやル」と強硬に主張され、折れてしまうことに。往田に甘くないかとツッコむ主人公には、中学時代からこうなのだと説明し、当時を振り返る。

~~~回想始め~~~

 往田を知らないかと尋ねられた彼女は、あちらで練習しているはずと答えつつも、「なんで私に聞くの?」と質問。「だってずっと一緒だろ?いつもアイツの面倒見てるし」と言われたそばから往田が何かをひっくり返した音が聞こえてき、「真威人、またやらかしたの!?」と尻拭いをする羽目になる。

~~~回想終わり~~~

 中学時代からそんな感じなのかと苦笑した主人公は、往田は力が有り余って制御できないので、いつトラブルを起こすか気が気でないと語る彼女に一言かけることにするが……。

  • 「そんなに気にするな」を選んだ場合、自分も往田をフォローするから気にし過ぎるなと主人公は言い、その後の練習では、グラブに穴を開けた彼のために替えのグラブを取りに行くなど奔走。霧崎には感謝され、往田も無言ではあるが感謝している様子だと彼女経由で聞かされ、「そ、そうなの?見た目じゃよく分からないけど・・・」と苦笑いするのであった。
  • 「霧崎も大変だな」を選んだ場合、往田の周りはトラブルが多そうだし霧崎も大変だなと同情。「いつものことだし、もう慣れた」「それに、もし真威人に危機が及んでも私が身代わりになればいい。壊れても別に構わないしな」といつもの投げやりな自己犠牲の精神を口にした霧崎は、「・・・礼里、壊れたら困ル」「ほら、往田もこう言ってるだろ。ちょっとは自分の身に気を使いなよ」と口々に心配されてしまうも、「真威人は私よりも自分のことを心配しろ」と一蹴。そして、散らばったボールの片付けを手伝おうとして余計仕事を増やしてしまう彼に、「真威人、張り切り過ぎだ。気持ちはありがたいがやはりそっちで休んでいてくれ」と言い付けるのであった。
  • 「信じてあげたら?」を選んだ場合、四六時中問題を起こすわけではないし、もっと往田を信じてあげるべき、ずっと見てあげられるわけじゃないのだから、霧崎も往田離れした方が良いと言うと、往田に(ギロリッ!)と強烈に睨みつけられてしまうことに。「私と引き離されると思ったのか」と悟った彼女が「大丈夫だ、真威人。私はお前と離れたりはしないよ」と優しく諭したことで、「・・・よかっタ」と機嫌を直す一部始終を目の当たりにし、「これが2人の信頼の形なんだな。オレが口出しすることじゃないか・・・」と思い直すのであった。

パワサカ

高いスピードとテクニックを併せ持ち、相手の動きを先読みする優れたDF。目を引く容姿だが、本人は自身の外見を気にしている。人の心の動きに敏感で、人との関わり合いを避ける傾向にある。
(パワサカイベキャラ図鑑のプロフィールより引用)

ユニークボーナス:白きクールビューティー

自己紹介

全レアイベント『在りし日のヘアピン』

Rイベント『共感?』

SRイベント『通じ合う心』

余談

  • 天空中央強化シナリオは恵比留高校シナリオよりも先に実装されたため、ユーザーにとっては人気キャラである虹谷姉弟を踏み台にしてよく知らないキャラのよくわからない話に付き合わされたこととなってしまい、中々の不評に終わってしまった。何事も順番って大事ですよね。
  • パワフェスには恵比留高校所属で参戦。明神陽との直接対決時には敵意剥き出しで彼を睨みつける描写がある。
  • 明神、夜神、往田らこれまでに登場した他のゲノム大関係者と違い、パワーが90を超えておらず、投手能力を有していない。実際「博士」には失敗作扱いを受けている。
新規作成日: 2020/10/18 16:27
最終更新日: 2023/01/01 14:59
最終更新者: 匿名ユーザ
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