きりん
樹輪

編集 履歴

登場作品 実況パワフルサッカー
登場シナリオ 紋星高校編
所属 紋星高校
ポジション CMF(メイン)、OMF,RMF,LMF,DMF(○)
利き手/足 右足
誕生日 不明

概要

 くるくるとした金色の巻き毛が特徴的な女性MF。プレイスタイルはボックストゥボックスで、高いスタミナとスピードを活かし、ピッチの端から端まで駆け巡る。ランウィズザボール、アンストッパブルにドリブル重視とドリブルに特化した能力を有しており、その上ディフェンスはG10とかなり貧弱なため、攻撃>>>>>守備のプレイスタイルと言っても差し支えないであろう。

 主人公の1年後輩であり、周囲には品行方正かつ気が利く活発ないい子として通っているが、こういった姿は背伸びして取り繕っている部分も多く、彼に対してはテンプレートのツンデレと化し、呼び捨て&タメ口で甘え放題となる。さらに、大きく動揺したりはしゃいだりする際にはまるで幼児のような言動をとったりするようになることも。また、小さい頃に主人公と交流があったかのような素振りもチラホラ見せるが……?
 直接絡む場面はあまり用意されていないものの、識布のことを姉さまと呼んで慕っており、モンスター召喚のサポートを行っている。






※※※以下ネタバレ※※※




正体

 中央アジア奥地のとある集落で生まれ成長を遂げたきりん。きりんと同時にデッキにセットすることは不可能であり、樹輪をデッキにセットした状態でソーマを各色100個捧げて召喚を行ってもきりんが召喚されることはない。ただし、ソーマ不足に陥ると幼女きりんの姿に戻ってしまい、精神までもが退行してしまう。一方で真の能力を解放すると、元ネタである麒麟の如き立派なツノが2本生えてくる。

 夢を通じて様々な平行世界のきりんの記憶を継承しているが、樹輪本人にはそれが平行世界で実際に起こっていることという自覚はないようで、主人公を夢を介し不思議な運命で結ばれた相手と思っている。夢の内容を現実と混同して接してしまった結果、彼を戸惑わせることも多い。特に夢で見た父性的な優しさに憧れを、強さのために自分を売り払う冷徹さに恐怖と怒りを抱いているらしく、後者を思わせる行動を彼が取ると強い拒絶反応を示したり不安そうな表情を覗かせる。
 ドリブル特化の能力をしていることに関しては、きりんの方のイベントをしっかり読んだ者ならば何か感じるものがあるのではないだろうか。

 世界に2つある大樹の一方を代々維持してきた一族の末裔なのだが、先代が大樹維持に必要な能力を目覚めさせるイニシエーションに挑むも帰って来ず、大樹は枯死していく一方となっている。そのため、伝承が途絶えてしまった能力覚醒の方法を識布から学びにはるばる紋星高校までやって来た(紋星高校外の場合は、生命力溢れる日本の樹木を通じてイニシエーションを行うためやって来たと説明される)のだが、自らの背負う使命についてまだ覚悟を持ち切れてはおらず、悩みを主人公に吐露したりもする。

 デート4回目でフラれるテキストを読むと、勝手に期待して失望するとは随分と身勝手なという印象を受ける人もいるかもしれないが、故郷から遠く離れ、待ち受ける過酷な使命に独り立ち向かうため修行を積もうといううら若き乙女が、幼い頃から夢の中で何度も優しくしてくれた男に過大な期待をしてしまうというのも理解はできるし、後述の闇堕ちルートでの振舞いも含め、この溢れんばかりの未熟さ、青臭さこそが彼女の魅力と言えるだろう。

 ユニークボーナス名は"胡蝶の夢"。蝶になって飛び回る夢から覚めた荘子が、あれが夢で今が現実なのか、それともあれが現実で今が蝶の見ている夢なのかわからなくなったという有名な説話に由来し、蝶であろうが人間であろうが現象の仕方が異なるだけで、本質に変わりはないという考えを説いている。紋星高校で召喚され、無邪気に主人公と遊ぶきりんも、中央アジアで生まれ、使命を帯びて紋星高校へやってくる樹輪も、表面上は違えどどちらが本物などということはなく、同じきりん=樹輪であり、多重の可能性の1つでしかないのである。

イベキャラ

無限の体力でピッチを駆け巡るMF。外面がよく、校内では優等生で通っているものの、内面にはまだ幼い部分があり、信頼できる相手にはつい甘えてワガママが出てしまうことも。
(パワサカイベキャラ図鑑のプロフィールより)

ユニークボーナス:胡蝶の夢

 紋星高校以外の高校では会話内容から紋星高校や識布に関する言及が省かれる。また、紋星高校編中のイベントを意識したであろう描写が多いため、紋星高校編2ルートを一通りプレイしてからの使用が推奨される。

自己紹介

 試合終盤でもピッチの端から端まで駆け巡る体力と、チームメイトにもクラスメイトにもよく気を回し頼りにされる樹輪の人徳に主人公は感心。部室で2人きりになった際、皆に信頼されていてすごいと褒めると、「わかったようなこと言わないでよ。これでも、いろいろ苦労あるんだから」とつっけんどんにあしらわれてしまい、温かい飲み物でも入れてねぎらって欲しいと要求される。
 言われた通り飲み物を用意し一息ついても愚痴は収まらず、「ただでさえ寝不足できついってのに・・・」と呟く彼女に夜更かしでもしたのかと尋ねると、「何言ってるの。○○のせいでしょ!○○が夢に出てく・・・」とまで言ったところで急に赤面、部室から出て行ってしまうのであった。

全レアイベント『虫の居所』

1回目

 買い出し当番になった樹輪と主人公は放課後に行こうと約束を交わすが、彼にはレポートと銅像の掃除というタスクが控えており……。

  • 買い出しを最優先にした場合、荷物を全て持たされて「踏んだり蹴ったりだよ」と漏らした主人公は何があったのか事情を尋ねられ、4時までに出さないといけないレポートがあったにも関わらず樹輪との約束を優先したと明かす。すると彼女は「ふ、ふーん。そうなんだ。ふーん・・・」と露骨に喜び始め、「あたしが勉強教えてあげよっか」「あ、そっちの荷物貸して。持ったげるから」など上機嫌な様子を見せるのであった。
  • レポートだけ出して掃除を諦めた場合、部室に急ぐ主人公であったが、遅刻に樹輪はご立腹。出さないといけないレポートがあったと申し開きをするも、「言い訳しない!」「ていうか水臭くない?そういうときは言ってよね」と叱られてしまい、買い出しの荷物を全部持たされることになるのであった。
  • レポートと掃除両方を優先し、樹輪との約束を一番後回しにした場合、部室でずっと主人公を待っていた樹輪は「・・・うそつき」「約束したのに!きりん、ずっと待ってたのに!!」「きりんのことなんてどうでもいいんでしょ!」と子供時代に戻ったかのような取り乱し方を見せ、号泣し始めてしまうのであった。

○○、きらいいいい!!もうかえるうううう!!うわぁああん!!

2回目

 部室の誰もいない所から突然物音が。初めのうちはビビっていた主人公であったが、自分で確かめようとする樹輪を前に勇気を振り絞り、万一のことがあってはいけないから自分が確認すると宣言。「そんなにあたしのことが心配なら仕方ないけど・・・」とツンデレ風味の同意を得るが……。以下3パターンに分岐。

  • そこにいたのは20cmはあろうかというヘラクレスオオカブトで、これだけ大きければ力も強いんだろうなとコメント。それにインスピレーションを得た樹輪はそのカブトムシをけしかけてき、髪の毛を引っ張られ悶絶する彼を見て大笑いするのであった。なお、居合わせたモブによると、「あんなに大笑いするところ、初めて見たよ」とのこと。
  • そこにいたのはマカイメガネウラなる聞き慣れない虫で、「いつの間に逃げ出したの・・・?」と樹輪は愕然(恐らく彼女が召喚した個体のようである)。とても貴重な昆虫だから自分が研究機関に報告すると嘘八百でごまかし、なんとかその場をしのぐのであった。
  • そこにいたのはペレイデスモルフォで、すごく貴重な蝶だという樹輪の説明を受け、「捕まえたらいい金になるんじゃね?」というモブの軽口に「そうかも・・・」と主人公も同意。それに対し彼女は、「なんてこと言うの!?」「このちょうちょにも家族や友達がいるんだよ」と怒り始め、今言った蝶にも家族や友達がいるという話はかつて主人公自身から教えてもらったことじゃないかと彼を責め立てるが、記憶にないと戸惑われ「勘違いかも」と撤回。落ち着いてから、虫には昔から親近感を感じていて好きであること、人も虫も大元は同じじゃないかと思っていることなど自らの世界観について語るのであった。

 紋星高校編のイベント『後回しにご用心!』を踏まえた内容。

Rイベント『バタフライ・ドリーム』

 主人公は部室で居眠りしている樹輪を発見。どうやら彼女はうなされているようで……。

パターンA

 「どうして・・・○○、どうして・・・?きりん、ずっと○○と一緒にいたいのに・・・」と寝言を漏らしたところで目覚めた樹輪に「き、聞いた・・・?」と尋ねられ、肯きつつも心配の言葉をかける主人公であったが、「聞き耳立てるなんて信じらんない!サイテー!!」と怒鳴りつけられてしまうのであった。

パターンB

 樹輪は「うあああっ、やめろっ!!やめろおおおおお!!」「うあああ、うわあああああ!!」と寝ながらにして暴れ回り、部室をメチャメチャに荒らしてしまう。しばらくしてやっと落ち着き、「よかった・・・きりん、ずっと一緒だよ。○○も、しるふも、ずっと一緒・・・」とスッキリした顔を浮かべる彼女に「気楽だなあ、もう」と呆れつつも、識布の名前が出てきたことに違和感を覚える主人公なのであった……。

 ……というところで目覚めた彼は、登校中樹輪に遭遇。開口一番「ひどいよ○○!どうして・・・」と責め立ててくるも、すぐさま何でもないと撤回する彼女に困惑するのであった。
 どうやら主人公の夢の中で樹輪が見ていた夢を、現実の樹輪も見ていたらしい。

告白

 練習後汗だくの主人公にタオルを手渡そうとするも、モブマネージャーに先を越され、樹輪は激しく嫉妬。ニコニコの彼に「あー、やだやだ。デレデレしちゃって」「モテない男ってすぐ勘違いするから気を付けないとねー」「目尻、思いっきり下がってましたけど?」と当たり散らす。しかし、「関係ないだろ」「そんな言い方、きりんちゃんらしくないぞ」「他のやつにそんなこと言う?」と猛反撃されてしまい、「知らない!」と手に持っていたタオルを投げつけ部室を飛び出ていってしまう。
 流石は主人公と言うべきか、タオルを見ただけで色々と察した彼は追いかけることに。すると、脇目も振らず道路に出た彼女に車が接近。背後からの危ないという声により、車道のど真ん中で立ち止まってしまった彼女が、夢で見たことがあるらしい『きりんノンストップ!』の1シーンを思い浮かべ、夢で結ばれた自分と主人公の数奇な運命に思いを馳せていると、その瞬間彼に突き飛ばされ九死に一生を得る。

そうなんだ・・・やっぱりこれは、運命・・・

 危ないじゃないかと厳しく叱責さら、「う、うぇ・・・うええ・・・わがっだぁ~・・・」と号泣(『きりんノンストップ!』のきりんの台詞と全く同じ)した彼女は、「だったら1人にしないでよぉ。ずっと一緒にいてよぉ・・・」とまるで”きりん”時代に退行したかのような取り乱した様子を見せ、ずっと一緒にいて欲しいと要求。ずっとというわけにもいかないと苦笑され、出かける時くらいはついて来てと要求し直してくるが……。

  • 「オレでいいの?」を選んだ場合、「オレでいいの?」と困惑気味の主人公を、「いいの!○○じゃなきゃだめなの!」「なんでもいいから、約束して!」と押し切り、半ば強引に関係をスタートさせるのであった。(交際スタート)
  • 「わがまま言わないの」を選んだ場合、「わがまま言わないでよ、きりんちゃん」「オレだって自分の用事あるんだし。わかるだろ?」とはっきり拒絶され、「ぶー・・・」と”きりん”スタイルの不満顔を見せる樹輪であったが、すぐさま「そうだよね。おかしいよね、それって」「ごめん。忘れて」と取り繕い、足早に去って行ってしまうのであった。

デート『ずっと、ずっと』

1回目

 待ち合わせ時間に間に合うように到着したにも関わらず、「おっそーい!」と主人公を責める樹輪。どうやらよっぽど楽しみで早く着いてしまったらしい。

  • 動物園に連れて行くと言うと、「えー?子供じゃないんだからさー」と不満げにするが、いざ着いてみるとゾウの大きさにもサルのしっぽにも大興奮。主人公が喜ぶと、我に返り、気を遣って喜んだフリをしているだけだと素直でない。さらに、「高校生のデート先としてはどうかと思うけど」と続けるが、主人公にこれデートだったの?と驚かれ、やってしまったと絶句してしまう。
  • カフェに連れて行くと、主人公に合わせてブラックコーヒーを頼むが、苦そうにする。ミルクを勧められるも意地になって断り、「この絶妙な苦みに「森」を感じるよ・・・」と迷言を残しつつ、ビッグツリーパフェを楽しむ若い女性2人組を羨ましそうに見つめる。主人公は気を回してそのパフェを頼み、1人で食べきれそうにないから手伝ってと樹輪に頼む。彼女は「いいの!?」と目を輝かせるも、慌てて「仕方ないなあ。少し手伝うよ」と言い直し、やはり素直でない。しかし、表情は正直で、パフェを口に運んだ途端、思わず顔をほころばせる。ニコニコそれを見つめる主人公に「なにジロジロ見てるの!?」と強く当たる。

 その後、主人公は見かけたご当地キャラショップで巻貝をモチーフにしたキャラ、ウミナリンのマスコットを買ってあげようとするが、女子へのプレゼントとしてどうなの?と樹輪は不満げにする。しかし、「この殻のくるくるってしたところ、ちょっときりんちゃんの髪っぽくない?」と、夢で見た通りと思われる台詞にハートを射抜かれ、「似てないってば・・・」と言いつつも顔を赤らめてウミナリンを受け取る。
 今日はうまくエスコートできなかったな、と反省する主人公にやり直しを命じ、お別れ。主人公は「また誘えってことなのかな・・・」と呆気にとられる。

2回目

 街を一望できる高層タワーに連れて来られた樹輪は「うわー、たっかーい!すごーい、きれーーー!」と例によって童心に帰る。しかし、見える家並みのそれぞれに人が住んでいてそれぞれの人生を歩んで毎日の暮らしを営んでいるんだ、と急にしんみりしだす。主人公は心配するが、何でもない、少し疲れたかなと誤魔化し、主人公に鞄を持たせる。その際、ウミナリンのマスコットを鞄に付けていることが判明。樹輪は「そ、それはダサすぎて逆に愛着が湧いてきたっていうか?」とまたしても素直でない。さらに、今回のデート場所のセレクトも安直、高い所連れて行けば喜ぶと思ってるでしょ、と照れ隠しに続ける。主人公は内心「喜んでたじゃん・・・」とツッコむも、じゃあどういう所がいいの?とリクエストを募る。
 樹輪はそれを受けて彼を海へ連れて行き、「わー、ひっろーい!すごーい、きれーーー!」とまたしてもきりん化。のんびりしているうちに主人公は眠ってしまい、幼女きりんの練習後イベント(海)の夢を見る。不思議に思いつつ目覚めると、樹輪によって頭に蟹が乗せられていて「正夢かよ!!」と驚くが、いたずら成功にご満悦な樹輪の笑顔を見て「きりんちゃんが無邪気に笑ってるとこ、本当にかわいいよな・・・」「こうやって笑ってるきりんちゃんと、ずっと一緒にいられたらいいな・・・」と思う主人公であった。

3回目

 自分の置かれた境遇を、実家の旅館を継がねばならず、そのためには夢や友人関係を諦めなければならない友達の話に置き換え、主人公ならどうするかと相談してくる。

  • 「継ぐ」の選択肢では、誰かに必要とされるからこそ生きていけるんだから、期待にはできるだけ応えたいと答える。揺れ動く樹輪は「ひどいよ!○○はあたしがいなくなってもいいって言うの!?信じらんない!!」と感情的に言葉を荒げ、走り去ってしまう。
  • 「継がない」の選択肢では、誰も自分の人生に責任なんて取ってくれないし、自分の好きなように生きる、夢を諦めるくらいなら憎まれた方がマシだ、と答える。夢で見た主人公の暗黒面を垣間見た気がしたのか、樹輪は何も言えずただ不安げに彼を見つめる。

4回目

 樹輪の指定した待ち合わせ場所に着いた主人公は彼女が見たことのない蝶を召喚しているのを目の当たりにする。彼女は手品の練習と慌てて誤魔化し、本題に入る。「もしあたしにやらなきゃいけないことがあって、とてもとても遠くへ行ってしまったとしたら、どうする?もう二度と会えないとしたら?」と尋ねられた主人公。

  • 「絶対に嫌だよ」の選択肢では、そのやらなきゃいけないことは自分や仲間よりも大切な事なのか?と主人公が感情的になったことで失望。自分を受け止めて信頼してくれず、みんなを思う気持ちを疑ったことに腹を立て、心境を独白。主人公と出会えたのは運命だと思ってたけど、やっぱり夢は夢だったんだね、さよならという言葉を残して去る。(デート終了)

あたし、○○と会えたの、運命だって思ってた。
みんなの前ではいい子になろうとしてたけど、あたし、本当はそんなじゃない。
いつも迷って、さみしくて、どうしたらいいかわからなくて・・・

でも、○○なら受け止めてくれると思ったのに!

やっぱり夢は夢だったんだね・・・さよなら。

  • 「泣いちゃうかな」の選択肢では、わんわん泣くと思うけど、それが樹輪の悩んだ末出した結論なら応援する、と迷える彼女の背中を押し、「つらかったでしょ。よく相談してくれたね。ありがとう」とあくまで父性的に接する。樹輪は号泣し、心境を独白。今まで主人公に甘えきって散々わがままを言い、困らせたことを謝る。そして「もう、大丈夫。きっと大丈夫」と前を向く。

今までわがまま言ってごめんね。困らせてごめんね。
みんなの前ではいい子になろうとしてたけど、あたし、本当はそんなじゃない。
いつも迷って、さみしくて、どうしたらいいかわからなくて・・・

あたし多分、○○に甘えてたんだ。きっと○○なら受け止めてくれるってそんな気がしたから・・・

ううん。もう、大丈夫。きっと大丈夫。○○のおかげだよ。

5回目

 ついに主人公に自らの出自と抱えている使命の詳細(前述)について話す。紋星高校の場合、地元のソーマの大樹と紋星高校の大樹は深い所で繋がっているため、主人公のいるこちらで能力解放の儀式をしたいと言い、主人公に優しく送り出される。
 大樹の内部に入った樹輪は、自分と一体化し遠い未来での再生に備えるのだと大樹に命じられる。そして、里の人々は樹輪の生を縛る枷でしかなく、樹輪は自分と一体化して新たな自分の生を生きるべきだと唆される。樹輪は主人公や識布、他の仲間たちとの絆をよすがに大樹の誘惑を撥ね付け、無事帰還を果たす。

いや!きりん、かえる!

ぜったいにいや!○○がまってる!しるふがまってる!みんながまってる!だからかえる!

 帰って来た樹輪には2本の角が生えており、主人公は「とっても素敵だよ」「えらいえらい」と優しくねぎらう。彼女は主人公への感謝を述べ、「もう、あたしは立ち止まらない。自分の進むべき道へ歩いていけるよ」と使命を果たす決意を新たにする。

空デート

公園

 緑多い公園に心躍る樹輪。珍しい木を見かけると鉄砲玉のように駆けていく。が、木々のざわめきの中、誰かに呼ばれたような気がする。
 恐らく紋星高校以外でのデート5回目を意識した内容であろう。

喫茶店

 日本の喫茶店にバター茶(東~中央アジアの遊牧民の飲み物)がないことを不思議に思う。例によって無理してコーヒーを啜る。

カラオケ

 樹輪の「木々が風にそよいでるみたいな」落ち着く歌声に聴き惚れているうちに主人公は寝入ってしまう。彼女は怒りつつも、練習で疲れた彼を気遣って眠ったままでいさせてくれる。

ゲーセン

 昆虫に乗ってレースするゲームで主人公をボコボコにし、「虫の気持ちわかってないんじゃない?」との弁。昆虫好きの面目躍如である。

遊園地

 「怖いんだ?」と主人公を挑発してホラーハウスに入り、号泣。「こんなに怖いなんて聞いてない!」と怒る。

映画

 『ぷにぷに肉球ランド』という映画を見るが、小さいときは動物に似た姿をしているモンスターもいるため、ネコがいつ凶暴化するか気が気でなかったそう。全校共通のテキストであるためか、紋星高校でもモンスターと言いかけてモモンガと誤魔化すため、少し違和感がある。

 夏に来ると、砂浜で急に服を脱ぎ出し、主人公を慌てさせる。実は下に水着を着ていたため無問題。
 夏以外だと、海を見ると不思議と懐かしい気分になる(中央アジアにはカスピ海はあっても海はない)という意見に共感してもらって「運命」を感じたのか喜ぶ。主人公は海は生命の源だからかなと言うが、樹輪は否定しようとして途中でやめる。恐らくこれも全校共通テキストのため、ソーマに言及しかけて自制したのではないかと考えられ、やはり紋星高校では違和感のある描写となっている。

七夕

 朱雀座、蜉蝣座、赤兎馬座など聞きなれない星座(モンスターの天宮図)の話をする樹輪。短冊に書いた内容は秘密だという。このとき、「きりんちゃんと仲良くなりたい」の選択肢を選ぶと、樹輪も同じ内容を書いてくれていたことが判明する(たくさん書いた願い事のうちの1つであるが)。
 見上げた空に天の川が浮かんでいた場合は、織姫と彦星の物語について「1年もガマンするとかありえなくない?」と身も蓋もないコメント。しかし、「そういう運命って、つらいよね」と続いて述べ、いずれは主人公と離れ故郷へと帰らねばならぬ彼女の境遇を想像させる。

夏祭り

 「迷子にならないでよ」と主人公に釘を刺したそばから好き勝手に屋台を巡ろうとする樹輪。すると、近場でスリが発生し、正義感の強い彼女は犯人を追いかけ出してしまう。追い付かれたスリ犯は実力行使に出ようとし、樹輪の目に恐怖の色が浮かぶ。そこへ何とか間に合った主人公がタックルをかまして取り押さえ、スリ犯は御用。樹輪は主人公と固く手を握り合って祭りへ戻るのだった。

学園祭

樹輪が彼女の場合

 文化祭当日の朝、キビキビと出し物の設営を監督する樹輪。様子を覗きに来た主人公と鉢合わせし、彼を見たクラスメイトは「フツーじゃん・・・」と評する。慌てて主人公を連れ、人目のないところへ逃れた樹輪は「もう、いきなり来ないでよね。恥ずかしいから・・・」と言う。主人公は落ち込み気味に「忙しそうだし、今日は遠慮しとくよ」と去ろうとするが、樹輪は彼を引き止め、クラスメイトに電話、無事主人公と2人で回るのを許してもらう。「どこから見て回ろうか」と言う主人公に「はあ?何眠たいこと言ってるの」とたくさんリストアップしてきた主人公と行きたいところを回りきろうと張り切って出発。「結構楽しみにしてたんだな」と顔を綻ばせる主人公であった。

樹輪が彼女でない場合

 文化祭前日に主人公は樹輪を見かけて話しかけるも、クラスの出し物の準備に奔走して疲労困憊のため、彼女は言葉少なに立ち去る。迎えた文化祭、樹輪が休んでいることを彼女のクラスメイトから聞いた主人公の元に「あそべ!!」と現れたのはなんと幼女の姿のきりん。

  • 樹輪を強化していないと、主人公は面識のないきりんに引っ張り回されることに。そしてきりんは「なんだ、ここ。まっくら」とお化け屋敷に興味を惹かれ、脇目もふらず入っていってしまうが、案の定「うっ・・・うううぇ・・・ひえ・・・うおおおん・・・」と号泣。後日樹輪に出会った主人公は、先日文化祭を一緒に回った鉄砲玉みたいに飛び回る超わがままな女の子の話をするが、樹輪は「・・・わがままじゃないもん」「この変態!そんな小さな子を連れ回していいと思ってるの!?」となぜかご立腹。戸惑う主人公だったが、「そんな子供にお化け屋敷とか・・・恐いに決まってるじゃない」という樹輪の言葉を聞いて、「なんでお化け屋敷に入ったこと知ってるんだ?」と疑問に思うのであった。
  • 樹輪を強化していると、一度見知った姿のため主人公は「またソーマ不足?」「待って、今ソーマを用意して・・・」と言うが、きりんが聞く耳を持つはずもなく、彼女に引っ張り回されながら文化祭を満喫することになる。

エピローグ

『ずっと、ずっと』5回目を見ていない場合

 卒業式の日、同級生と朗らかな笑顔で談笑する樹輪を見て主人公は「オレの役割もここまでかな・・・」と彼女と話すことなく去る。

『ずっと、ずっと』5回目を見ている場合

 上記のテキストの後さらに続きがあり、主人公を待ち構えていた樹輪と話し合うことに。里に戻って大樹を蘇らせる使命を果たす決意を伝える彼女に、1人で抱え込まずに識布や皆と協力しては、と主人公は提案するが、紋星高校周辺のモンスターと里のモンスターの間には確執があるためそれは現実的ではないと樹輪は説明。さらに、大樹の再生には長い期間を要するため、次主人公と出会うことがあっても自分とはわからないかもしれないと語る。そして、泣いてしまいそうだから他の仲間とのお別れはしないつもりだが、主人公とだけはしたかった、初めて出会ったときには夢に出てきた人だと驚いたものだ、これも運命かなと話す。

  • 識布と二股していない場合、主人公にハグしてもらい、彼の胸の中で感謝の言葉を述べようとする。成功パターンでは、しっかり最後まで言い切るが、失敗パターンでは、途中で泣き出してしまう。
  • 識布と二股している場合、「これはどういうことですか?」と嫉妬全開の識布により風を介し詰問を受け、大一番△を強制取得することになる。

あのね、きりんは・・・きりんは○○と会えてよかった。
わらってくれて、ありがと。
あそんでくれて、ありがと。
ぎゅってしてくれて、ありがと。
ずっと大好きだよ。

あのね、きりんは・・・きりんは○○と会えてよかった。
わらってくれて、ありがと。
あそんでくれて、ありがと。
ぎゅってしてくれて、ありがと。
ずっと、ずっと・・・うぇ・・・うえぇ・・・
ごめんね。笑ってお別れしようと思ったのに、だめだったね。

紋星高校

ルート分岐前(セクション3ラストまで)

『きりんノンストップ!』

 各色のソーマ300個ずつを捧げ、樹輪を強化することで発生。彼女との交際状況でテキストが変わる。

  • 通常時は、幼女きりんが主人公の元を訪れ、「きりん、へんになった。からだ、へなへなする」と相談、「きりんちゃんはどこ?」と樹輪の姿を探す主人公に「きりん、ここ、ここ、ここ、ここ」と返答し、主人公は驚く。そこへ識布が登場、目の前の幼女が樹輪なのは本当らしい、ソーマ不足が関係しているのではと言い、主人公は早速ソーマを与えてみる。すると、きりんは力がみなぎってきたと語り、大喜び。「ありがと○○!きりん、○○のことだいすき!!」と言ったところで樹輪の姿に戻り、「・・・今の聞いてた?」と照れる。主人公が頷くと、「○○のバカ!無神経!!」と罵って逃げるように去って行き、この一連の流れを目の当たりにした識布は嫉妬の表情を浮かべる。
  • モンスターを売却してフられた後では、調子が今一つよろしくない彼女に「ソーマが足りないんじゃない?」と主人公が話しかけるも「要らない。誰があんたなんかから」と反抗。しかし、無理しないようにと識布からも言われたことで渋々受け容れる。ソーマ補充後も「・・・礼は言わないよ」と素っ気ない。

『VS.ゴーレム!』

 ゴーレムに敗れ、飲み込まれてしまった主人公。ゴーレムの腹の中で負の感情が巡る中、突然きりんとの交流、そして売却という体験したことがないはずの記憶が流れ込んできて「そうだ・・・思い出した。オレは、もう二度と・・・」と思う。そこへ樹輪が意識の中に割り込んできて、その瞬間2人はゴーレムから吐き出される。ゴーレムに食べられる主人公を見つけ、「そうしなきゃいけない」と思って慌てて飛び込んだとのこと。主人公は感謝を述べるとともに、「もう無理はしないでね」と彼女に言い聞かせる。

『別れ』

 樹輪を売却することはできないが、他のモンスターを売却した際に登場。

樹輪と付き合っており、かつ既にゴーレム戦で彼女に救出されている状態で初めてモンスターを売却した場合

 売却に手を染めた彼とすれ違い、ただならぬ気配を察知した彼女は不安げな表情を浮かべる。
 売却をこの1回きりにした場合は、樹輪入り闇堕ちルートに進むことが可能。

それ以外の場合

 チームメイトが1人見当たらないこと、ソーマ濃度が上昇していることから主人公がモンスター売却に手を染めたことに勘付いた樹輪は彼を強い口調で非難する。
 この時彼女と付き合っていた場合は強制破局。付き合っていなくても告白イベントや練習後イベントが発生しなくなり、ゴーレム戦の敗北をチャラにしてくれることもなくなる上、コツイベントや強化イベントなど一部テキストで主人公に反抗的な態度をとるようになる。もちろん、闇堕ちルートに進んでもついて来ることはない。

・・・売ったのね?△△を。ソーマ欲しさに!

そんな・・・信じてたのに。そんなことする人じゃないって。
お前は最低だ!これだから人間は信用できないんだ!!

闇堕ちルート

 元々夢で結ばれた運命の相手と考えていた上、デートで優しく父性的に受け止めてもらったことで主人公を完全に信頼しきっている樹輪は、識布が封印され、木芽等、羽比、度羅言らが凶暴化してもなお彼を信じて従順であり続ける。
 上記『VS.ゴーレム!』において彼女が持つ平行世界の記憶を覗く力を共有し(?)、きりんを売り払ってエゴイストに堕ちた自分の後悔を継承したにもかかわらず、それでも識布を裏切り、樹輪をいいように操って危険に晒す主人公は究極のエゴイストと言っても過言ではないのだが……。
 しかし、破壊の後には何かが芽吹くもの。一連の騒動により樹輪を待ち受ける過酷な使命は消滅。彼女は夢のその先、主人公と共に歩む新たな未来を掴むのである。
 自己犠牲を果たしに、涙をこらえ歯を食いしばって故郷への帰路に就く通常ルートと、他者を踏みにじって慕った男と歩む未来を得るエゴイストに成り果てる闇堕ちルート……樹輪にとってどちらが幸せなのだろうか?

『訣別』

 ゴーレム戦で敗北して樹輪に救出されるイベントを見ていると闇堕ちルートに進むことが可能。樹輪との交際状況に応じて以下のようなテキスト分岐が発生する。

樹輪と付き合っていない場合

 識布が封じられた直後に駆け付けて「どういうことなの!?」と困惑する彼女だったが、魔王がすぐさま眠らせてしまう。

『ずっと、ずっと』3回目で「継がない」を選択して4回目未消化の状態で樹輪と付き合ったままの場合

 魔王が識布を封じた直後、駆け付けてきた樹輪も封じようとする魔王に、識布の代わりとしてモンスターを召喚させようと主人公は提案。しかし、彼女は「見損なった」「やっぱり人間は信用できない。里のみんなが言ってた通りだ」と拒絶し、魔王に封印されることとなる。

うあああっ、やめろっ!!やめろおおおおお!!

『ずっと、ずっと』3回目で「継がない」、4回目で「泣いちゃうかな」を選択し、樹輪と付き合ったままの場合

 彼女が魔界の虫を召喚していたのを目撃したことのある主人公は識布の代わりに樹輪にモンスターを召喚させることを提案。これまでもモンスター召喚の際識布の補助をしていたという樹輪は、多分モンスター召喚も出来るはずと頷く。
 魔王は「・・・なるほどな。多重の生、多重の可能性・・・いいだろう」という意味深な呟きに続いて彼女自身の意思を確認。状況が上手く呑み込めず混乱しつつも、主人公から受けた信頼を自分も返してあげたいという純粋な気持ちから魔王に手を貸すことを樹輪は承諾する。
 以下のイベントはこの分岐の続きとなる。

『酷薄』

 凶暴さを増していくチームメイト達の姿を見て魔王に手を貸して良かったのだろうか、主人公は何を考えているのだろうか、と封印された識布に向かって独りごちる樹輪。そこへ主人公が現れ、ある計画を持ちかける……。

『喪失』

 全国大会の決着直後、主人公と共謀して魔王の寝首を掻こうと画策するも、容易に見破られ、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。そこへ封印を脱した識布がなんとか駆け付けて「お楽しみ」を阻止。魔王は仕方なく木芽等らを引き連れて魔界へと向かう。
 力を使い果たした識布は人間体を維持することが出来なくなり、樹輪に主人公のことを託して風へと還る。そこへ魔王が再び現れ、もはや大樹の機能停止は必定、お前には伸びしろがあるから手下にならないかと勧誘してくるが、彼女は主人公に付いていくことを選択、「自らの呪いに縛られるつもりか?」と驚きつつも「それも1つの欲望か・・・」と納得して魔王は去っていく。

エンディング

 プロからのオファーも来ず、全てを失った主人公にただ1人付いていく樹輪。エゴから紋星高校の仲間たちも樹輪の里の人たちも不幸にしてしまったと詫びつつも「後悔していない」と胸を張り、「オレのことは好きにしてくれて構わない」と言う主人公に、この先何が待っているか共に見届けたいと伝え、2人は未来へ向かって歩みだすのであった。

それは後回しにしておくよ。
あたしは見届けたい。
この先にあるものを。
それに、1人にしないって約束でしょ?
もう、あたしたちに失うものは何もない。
どこへだって歩いていけるよ。

『きりんノンストップ!』

 各色のソーマ300個ずつを捧げ、樹輪を強化することで発生。調子の悪さを感じて「ソーマがほしい。ソーマがあれば、あたしはもう一段強くなれると思う」と主人公に頼んだ樹輪は、ソーマ補充後「調子はどう?」と訊かれ、「力がみなぎってきたよ」と答える。
 闇堕ち主人公のパートナーたらんと意識しているのか、いつにも増して凛とした振る舞いである。
 ルート分岐前は、ソーマを求めてモンスター売却に手を染めた主人公を罵るような人物だったのが、驚くべき豹変を遂げている。

その他

 [ハロウィン]識布セット時の版布斤召喚イベントでは、サッカー部のために連日召喚を行う識布に、食べて元気を付けて欲しいとハロウィンの飾り付け用カボチャを持ってくる。しかし、主人公に「それ、観賞用の品種だから食べてもおいしくないんじゃないかな」と言われ、「それなら早く教えてよ。○○のバカ!」と癇癪を起こしてカボチャを投げてしまい、ちょうどそれが召喚寸前の魔法陣に入ったことでカボチャ頭のモンスターが召喚される。喋れないカボチャ頭を心配に思う主人公であったが、樹輪としっかりパス交換する姿を見て安心し、版布斤と名付ける。三つ子の魂百まで……。

新規作成日: 2021/03/23 04:58
最終更新日: 2023/01/30 13:15
最終更新者: エチレン @etilen_pawa
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