概要

　　〜黙れば美女、沼れば乙女、買い物姿は良妻賢母、荒ぶる姿は鬼神〜

　すさまじい恋愛体質を持つ、コテコテの広島弁が特徴の女性GK。好物は宮島観光の定番・あなごめしである。
　どうしようもなく惚れっぽい性格で、あの人こそ運命の相手に違いないと見境なく片思いをしては毎回玉砕し、鬱憤を晴らすためサッカーに打ち込むということを延々繰り返す学習しない恋愛脳の持ち主で、サッカーを始めたきっかけさえも初恋の相手に近付くためだったとか。グラフィック上は美少女として描かれているにもかかわらず、ある程度の関係性を築きもしないうちから一方的にのぼせ上がってしまうせいか、一向に意中の相手を射止められないでいる。
　そのせいか、自分へ好意を向けられるのには滅法弱く、無差別に女性を口説いて回るナンパ男やキャーキャー声援を送ってくるミーハー女子に対し、初めは喧嘩腰に接していてもすぐさま懐柔されてしまうチョロい一面を千尋谷高校編では見せている。

　ちなみに、キーパーを務めるだけあってそれなりの体格をしているらしく、立ち絵グラフィックは通常の女性用サイズでなく、安宅ルナや進化後羽比らと同様大きめのものが使用されている。

名前の由来

　そのキャラクター性や、「恋の沼からＳＯＳ」なる通常バージョンのユニークボーナスから、苗字・鯉沼は"恋の沼""恋に沼る"ことを意識した命名であると推測される。また、鯉〜カープ〜広島東洋カープの連想が広島弁を話すというキャラ付けに関係している可能性がある。
　一方、京香という名前に関しては、有名女優とも同名であり、かつ比較的ダジャレ感が薄いため何とも言えないが、"強化"(＝恋の沼にハマった結果ますますドツボにハマっていく/恋の沼にハマってフラれた結果ますますサッカーに打ち込んでいく)とかかっているのではないかと指摘する意見もある。

選手能力

通常バージョン

　プロフィール文に「反射神経と判断の速さが武器」とあるように、攻撃的GKのスタイルとスタミナB71＆回復◎のタフネスで積極的に動き回り、ハイボールキャッチ、集中力、コーナー回避○などに見られる咄嗟の反応力でゴールを守り切る。その他基礎能力値に関して言えば、特に重要なディフェンス、テクニックがそれぞれC69にC68と女子GK陣の中ではトップクラス。パワーD58とスピードC61も女子GKの中では優秀な部類に属する数値となっている。
　また、新たな恋に夢中になっては失恋してサッカーにのめり込む極端な生き様を反映してか、調子極端を所持している。

ハロウィンバージョン

　ディフェンスがB74、スピードがC66と5ずつ上昇。また、難攻不落の超特殊能力を得てセービング能力がさらに強化された。

千尋谷高校編

メインシナリオ(ルート分岐まで)

　千尋谷高校は経営不振の現状を打破するため、敏腕コンサルタントのハロルド・タカハラに改革を依頼。自ら校長となった彼は、学園の運営方針を青春エンジョイゆるふわ高校からスパルタ校へ180度転換、取り分けヌルいノリが蔓延していたサッカー部を改造するため、スパルタ指導で知られる梶谷一狼を監督として招聘する。
　急激な変革に動揺が広がり退部者が続出する中、主人公や喝闘寺らと同様、鯉沼もまた新生千尋谷高校サッカー部の一員となることを受け容れるのであった。

決めた！ウチも残る！ウチにはもうサッカーしかないけん・・・
男がなんじゃーーーっ！こうなったら全国に行って見返してやるけん！！

何が青春エンジョイじゃ！
青春なんか切り刻んで犬のエサじゃ！！

メインシナリオ(アナザールート)

　とある事件により主人公、喝闘寺、樋口、円城、御凪らサッカー部の中核メンバーは、千尋谷高校がハロルド・タカハラを雇わなかった世界(学園は青春エンジョイのヌルい雰囲気のまま、サッカー部もイタリア人であるというだけで雇われたお飾り監督のカルメーロ・ジョルダーノが指揮)へと飛ばされてしまうことに。パラレルワールド管理局＝パワ管のエージェントを名乗るチームメイト・行平カイから元の世界(※以下、こちらをガッツ時空、飛ばされた先の時空をエンジョイ時空と呼ぶこととする)に戻るには「レゾナント」—すなわち、多数の観測者の前で元の世界にいる自分達と同じことを成し遂げることで世界線を収束させること—を起こすため、大観衆が見守る中大会で優勝を果たすしかないと告げられた彼らは、周囲が皆ゆるふわノリという逆境の中、優勝を果たしてみせると闘志を燃やすこととなる。

　当ルートでの鯉沼は、槌屋木一とともに、エンジョイ時空出身ながら当初からガッツ時空出身組に協力的なチームメイトとして登場。両時空の彼女は比較的相違点が少ないとされているが、一応別モノであることに注意が必要である。

『オレたちの目標！！』

　主人公らガッツ時空組は全国大会出場を目指したい意志をエンジョイ時空のチームメイトたちに告げるも、反応は案の定芳しくないものに。青春をエンジョイしたい、女の子と遊びたいと難色を示す彼らを鯉沼は厳しく叱責し、「それこそ青春の無駄遣いじゃ！！」と喝破する。

かーーーっ！！くだらんねーーっ！！そんなことしてなんになるん！？
その子と結婚するんか！？一生添い遂げる覚悟があるんか！？

じゃかあしい！！そもそもそんなモテるんかワレ！？
遊ぶいうても、たまーに女子グループとカラオケ行くぐらいじゃろ！それこそ青春の無駄遣いじゃ！！

　痛い所を突かれてたじろいだ所を喝闘寺、主人公、槌屋、御凪らが硬軟織り交ぜた誘い文句で上手く口説き落とし、何とか大半をその気にさせるのであった。

『サッカー部はモテる！！』

　地獄の合宿を経て行った地区きっての強豪・鴎河高校(この世界ではなんと梶谷が監督を務める)との練習試合で、敗れはしたものの1-2と健闘を見せたサッカー部は、部員の勇姿を一目見ようという女子の人だかりが練習グラウンドにできるほどまで注目を浴びることに。

かーっ、どいつもこいつも締まりのない顔しとるんじゃ！
おどれら、じゃかあしんじゃ！集中できんじゃろ！！

　初めは鼻の下が伸びきった男子部員たちに呆れ、ギャラリーを追い払おうとする鯉沼であったが、自分へ向けた黄色い声援を浴びた途端、「女の子にモテるのも悪うないね・・・」とアッサリ掌返ししてしまうのであった。

え・・・？ウチが・・・？
なんじゃろこの気持ち・・・女の子にモテるのも悪うないね・・・

『今度こそ最後の決戦！！』

　並行世界を移動する羽目になった真相の究明、主人公らの最終目的が「レゾナント」による元の世界＝ガッツ時空への帰還と知った部員たちとの和解、チーム一丸となってのオミッソ彩杏ユースへの勝利、そして、鴎河高校との地区大会決勝を経て全国大会決勝にまで勝ち進んだ千尋谷イレブン。
　見事海皇山高校を下して優勝を果たし、喜びを分かち合っていると、知らず知らずのうちに監督がジョルダーノから梶谷に変わっており、ガッツ時空組一同は自分たちが「レゾナント」を果たしたと知ることになるのであった。

仲間たちとつかんだ勝利じゃ。恋愛なんかより幸せじゃけえ。

エンディング

　矢部坂、行平と今回の一件について総括した後、そろそろ卒業パーティが始まると自分たちを呼びに来た鯉沼、槌屋をまじまじと眺め、「考えてみれば槌谷も鯉沼も、オレたちと共に戦った２人じゃないんだよな・・・」「毎日くたくたになるまで練習して一緒に笑いあったことも、試合での息のあった連携も・・・」「きっと、この２人の記憶の中にはない・・・」と感傷的な思いに駆られる主人公。2人が胸を張ってサッカー部の思い出を語るのを耳にして、「・・・そうか。オレがあっちの世界の槌屋や鯉沼と戦っている間、もう１人のオレもこの２人と一緒に戦ってたんだ」と思い直し、お互いを戦友と認め合うのであった。

高校時代は恋愛もいろいろしたけど、やっぱり部活のことが一番の思い出じゃ。

ランダムイベント

『オ飾リダカラネ！』

　鯉沼をデッキにセットしているとテキストが専用のものに変化。
　サッカー部そっちのけでナンパ三昧の日々を送るジョルダーノ監督を女の敵と断じ、一言ガツンとかましてやると息巻く鯉沼。

男がなんじゃーーーっ！！
働かんナンパ男なんかあなごのエサにしちゃるけんね！！

考えてみんさい。あんな男に引っかかったら付き合った時間、歳とるだけよ？
それで婚期を逃したりしたら取り返しがつかないけえ、過激にもなるんよ！
監督は女の敵よ！あんな軽薄な人と付き合うたら男性不信になること間違いなしじゃ！
付き合うたら人生むちゃくちゃ！監督は女を不幸にする存在！地上におったらいけんのじゃ！

　あまりの剣幕に主人公をして「鯉沼は今までどんな人生を過ごしてきたんだ・・・」、行平をして「アレだけ重い言葉を並べられたら逆に女性不信になりそうだ」と言わしめるが、いざ本人を前にしてみると、イタリア男の情熱的なアプローチにアッサリ籠絡され、メロメロになってしまうのであった。

なんじゃあ、ウチ誤解してたわ。あんなにいい人やったとは・・・
弱ったわ・・・怒ろう思うたらずーっと口説いてくるんよ。
野に咲くバラじゃ、夜空の星じゃ言われたら、ウチもうなんも言えん。
おだてだとわかってても、悪い気はせんね。うふ、うふふふふ・・・

『地獄の恋バナ』

　合宿期間中に発生。
　「いい線いっとるハズ」にもかかわらず失恋続きなことについて、御凪莉那が鯉沼から相談を受けている所に出くわした主人公。相手の押しの強さに少々困った様子の莉那をアシストしてあげようか考えた末に彼が取った行動は……。

• 「男の気持ちはオレに聞け！」を選んだ場合、男心についての疑問なら自分が何でも答えてやると引き受けることに。以下分岐が発生。
  • 莉那が彼女の場合、鯉沼から彼女がいるか尋ねられ、「え・・・？いや、い、いないよ・・・」としどろもどろ。「あやしいねえ・・・サッカー部のキャプテンなんてモテそうじゃけえ・・・」「隠さんでええよ。言ってみんさい！」とさらに食い付かれる羽目となるが、莉那が咄嗟に吐いたウソのおかげで、何とか2人の交際を隠し通すのであった。
  • それ以外の場合、鯉沼・莉那の双方から自身の恋愛事情について質問攻めに遭い、「しまった・・・カッコつけて、首を突っ込むんじゃなかった」と後悔する羽目となるのであった。
• 「りなちゃんのアドバイスは？」を選んだ場合、莉那個人の恋愛観から言えることはないかと水を向けることに。特定の異性との恋愛について未だよくわかっていないと語る彼女は、自分に言い寄る男性陣全員が納得ずくで祝福してくれるような彼氏を求めている、それまで上手くいっていた人間関係を崩したくはないからと、モテるがゆえに色々気を遣わねばならぬ事情があることを吐露。だからこそ、どこまでも恋愛にまっすぐで躊躇なく告白できる鯉沼のことは尊敬しているし、是非そのままでいてほしいからアドバイスなどないと屈託なく笑いかける。が、当の鯉沼は、あまりにも次元の違う話にむしろ落ち込んでしまうのであった。

・・・あ、ありがとう。
けどなんか、生きてる世界が違いすぎて参考にならない気がしてきた・・・

『オトコの定義』

通常の場合

　「男が・・・男がなんじゃーーーっ！」と鬼気迫る様子の鯉沼にシュートをセーブされ、ノっている時のパフォーマンスはまさに最強だと感心しきりの主人公。「当然じゃ！ウチはサッカー一筋じゃけえ！」と語る彼女に、以前運命の人に出会ったとかこれからは恋に生きるとか言っていたではないかと指摘すると、「それがあの男、他に女がいたんよ！」「それなのにウチにいい顔して、まったく世の男ときたら・・・！！」と憤られてしまう。
　そこに喝闘寺が乱入し、「鯉沼よ・・・お前の言う男は、本物の漢ではない！！」と物言いを付け始めたのを受け、彼が取った行動は……。

• 「本物の漢って？」を選んだ場合、男に関する問題は鯉沼のパフォーマンスを左右する重要なファクターだと喝闘寺の意見を詳しく聞くことに。「いつ、いかなる逆境でも、涙をこらえて立ち上がり、心の雄たけびをもって奮起する」者こそが「本物の漢」だという定義に、それはまさに鯉沼のことではないかと指摘すると、喝闘寺も彼女を漢と認定。早速漢同士の特訓をしようと誘いをかけるが、「レディーに漢とか失礼じゃろ！！」「だから喝闘寺はモテんのじゃ！！」と怒鳴り散らしてくる相手の剣幕に気圧されてしまい、主人公を残しスタコラ逃げ去ってしまうのであった。
• 「男と漢は違うんじゃ・・・」を選んだ場合、

鯉沼(通常バージョン)のSRイベント『運命の人』3回目が発生した結果、彼女が主人公に惚れている場合

　「男が・・・男がなんじゃーーーっ！」と鬼気迫る様子の鯉沼にシュートをセーブされ、ノっている時のパフォーマンスはまさに最強だと感心しきりの主人公。「当然じゃ！ウチはサッカー一筋じゃけえ！」と語る彼女に、以前本当の運命の人に出会ったと言っていたではないかと指摘すると、「そうじゃけど、あまりに鈍感じゃけえ、キレたくもなるんよ」「まったく世の男ときたら・・・！！」と憤られてしまう。
　そこに喝闘寺が乱入し、「鯉沼よ・・・お前の言う男は、本物の漢ではない！！」と物言いを付け始めたのを受け、彼が取った行動は……。

• 「本物の漢って？」を選んだ場合、通常時と同様なので割愛。
• 「男と漢は違うんじゃ・・・」を選んだ場合、

何を言うんじゃ・・・
今度こそ本当に運命の人じゃけえ、ウチの気持ちは変わらんよ。

その他

練習後イベント

通常時

　「一緒に特訓」を選ぶと、鯉沼と下記のように叫びながら汗を流すこととなる。

うおおおおーーッ！！
ラブ・ビッグバンッ！！

ガッツストーム時

　互いの名前を叫び合い、「灼熱のような練習」を重ねる。

ラブ・プロミネンスッ！！！

合宿スペシャル練習

　噴出するマグマのごとき凄まじい気合いを放つ鯉沼と「燃えたぎるような、合宿スペシャル特訓を敢行」する。

うおおおおっ！血が滾るんじゃーーーっ！
○○！なにを、ぼ〜っと突っ立っとるんじゃ！今日はとことん練習じゃーっ！！

よし！頭がまっしろになるまで完全燃焼じゃ！！

『ガッツカーニバル突入！！』

　部員のほとんどが情熱の炎を燃やすガッツ勢へと変化を遂げ、互いの燃え盛る魂が共鳴を起こすほどまでに。その総仕上げとして主人公が有り余るガッツを迸らせ部員全員からボールを奪ってみせたことで、究極の炎・ガッツカーニバルが幕を開けるのであった。

全身全霊最大出力、ありったけの炎をウチらに見せるんじゃー！！

イベキャラ

通常バージョン

反射神経と判断の速さが武器のＧＫ。まっすぐで明るい性格だが惚れっぽく、片思い期間中は何も手につかなくなる。だが一度フラれると、その悔しさをバネに鬼神の如きプレーを見せる！
(パワサカイベキャラ図鑑のプロフィールより引用)

ユニークボーナス：恋の沼からＳＯＳ

自己紹介

全レアイベント『お買い物の極意』

1回目

2回目

• 「思い切りよく買う！」を選んだ場合、
• 「慎重に買う！」を選んだ場合、

Rイベント『超反射の功罪』

1回目

• 「鯉沼に告げる」を選んだ場合、
• 「黙っておく」を選んだ場合、(イベント終了)

2回目

• 成功パターンでは、
• 失敗パターンでは、

SRイベント『運命の人』

1回目

2回目

• 「練習相手になる！」を選んだ場合、
• 「オレには無理！」を選んだ場合、(イベント終了)

3回目

• 「鯉沼を一喝する」を選んだかGK育成の場合、
  • 失敗パターンでは、
  • 成功パターンでは、
• 「敵にシュートを打たせない」を選んだ場合、
  • 失敗パターンでは、
  • 成功パターンでは、

ハロウィンバージョン

反射神経と判断の速さが武器のＧＫ。誰よりも乙女で夢見がちな彼女は、恋のためなら、どんな努力だってする。オシャレしてヴァンパイア衣装も着る。全ては、運命の人と出会うために。
(パワサカイベキャラ図鑑のプロフィールより引用)

ユニークボーナス：血を寄越すんじゃーっ！

ハロウィンイベント『魅惑のハロウィン』

　10月に必ず発生する別Verイベント。先に金特イベントが発生済みの場合、整合性を保つためテキストが少し変化する。
　仮装パーティーにヴァンパイア姿で参加した鯉沼。仮面を着けた素敵な人と会話しているうちに(いつも通りすぐ)惚れてしまう。しかしその正体は…

　「男がなんじゃーーーっ！！」などと言い続けた結果、知らず知らずのうちに......に心惹かれることが起こるとは、何とも因果な話である。

SRイベント『恋するヴァンパイア』

1回目

• 「怪しむ」を選んだ場合、
• 「信じる」を選んだ場合、(イベント終了)

2回目

3回目

• 成功パターンでは、
• 失敗パターンでは、

コンボイベント

『恋に生きる２人』

　不破翔馬とのコンボイベント。

『恋の攻守』

　我孫子メイとのコンボイベント。

『立ち直りの秘訣』

　橋悟メグミとのコンボイベント。

その他

• パワサカ公式Twitterにて公開されたバレンタインのイラストでは恋に浮かれるある意味お馴染みの姿が描かれている。